ゲーミングキーボードはキーボードそのものスキャンスピードの他にキーそのものもスピードが要求され、ゲーミングキーボードに使用されるキーはより早く連打出来る様に素早く元の位置に復元する様に弾性力の高いバネが使われていたりしますが、バネの弾性力が強くなるとキーを押す力が必要となりますので、キーの戻りの早いキーは疲れやすくなると言うデメリットを持っています。
そのためプロのゲーマーには筋トレなども必須となって来るのですが、今回紹介するゲーミングキーボード「G75」筋トレせずとも何時間でも誰にも負けないくらいのスピードで連射も可能です。
自由にアクティブポイントと、リセットポイントの設定が可能
今回紹介するゲーミングキーボード「G75」には磁気ホールセンサーを使ったゲーミングキーが使われています。
この磁気ホールセンサーと言うのは磁界の強度を検出する為のセンサーで、スイッチの底に磁気ホールセンサーを埋め込み、スイッチに埋め込んだ磁石がスイッチを押し込んだ際の磁界の変化のスイッチが押されたのか離したのかを検出します。
そしてそのスイッチが押された、離れたの判定は一般的なスイッチですと接点が導通した時、導通がなくなった時となる訳なのですが、磁気ホールセンサーではその接点がなく磁界強度で判定し、実際には0.1mm〜3.6mmの間でアクティブポイントとリセットポントを設定する事ができますので、0.1mm押し込めばON、0.5mm押し込めばONと自由に設定する事ができ、例えば1mmでON、0.8mmでOFFとすればスイッチからほんの少し指を離すだけでOFFとなり、スイッチが戻りきる前に押す事が出来ますので、より早く連射が可能となります。
そしてまたこの「G75」ではダブルアクションと言って、チョンとキーを押した後にグッっとキーを押し込むと言ったダブルクリックの様なキーアクションにマクロなどを割当て使い分ける事が出来る様にもなっています。
更にこのキーボードでは、ラピットトリガー対策として設定した2つのキーを同時に押した時に最後に押したキーのみが反応すると言った機能なども搭載しています。
0.4msの即応性
次にいくらキーのアクティブポイントとリセットポイントを近くしてキーの反応性が良くても、キーのスキャンスピードが遅くては折角の即応性の高い磁気ホールセンサーを搭載したスイッチも宝の持ち腐れになります。
そこでこのキーボードのポーリングレートは1000Hzとそう際立て早くはありませんが、従来のキーボードがキー1つ1つを順番にスキャンしているのに対して、キーをいくつかのグループに分け、グループ内でスキャンしたデータを多重化してMCUに送る事でこのキーボードでは0.4msと言う超ハイスピードでスキャンする事が出来る様になっています。
ノイズと衝撃を完璧に吸収するダンパー
そして最近のゲーミングキーを採用したキーボードには必ずと言って良いほどノイズと衝撃吸収用のダンパーが何種類も何枚も入っており、このキーボードにもシート状のダンパーやフォーム素材を使ってメイン基板を挟んでいるのですが、このキーボードでは基板を包む様に固体シリコンゲルで作られたダンパーで覆う事でキーを叩いた際に生じる、指から手に伝わる衝撃を吸収する事ができ、長時間プレイ時の腕の疲労を軽減してくれます。
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