最近は食品何もかもが値上がりし、その対策として家庭菜園で野菜を栽培されたりする方も増えていますが、キノコとなると話は別です。
シイタケなどは暗くジメっとしつつ風通しの良い場所が敷地の中にあればシイタケは出て来ますが、その他のキノコを人工で栽培するとなると育てるキノコに適した一定の湿度、温度と風通しと明るさ、水はけの良さなどの条件が整わないとキノコは成長しませんし、雑菌が混入しない等の注意も必要になるなど、結構難しものがあります。
そこで今回は、家庭でキノコを簡単に育てる事のできる育成ポット「Mushroom Pods」をご紹介致します。
下準備

きのこ栽培には原木栽培、菌床栽培、堆肥栽培と言った栽培方法があり、私たちが良く食べるきのこの中で原木栽培で有名なのはシイタケで、菌床栽培と言えば”えのき”や”しめじ”等が挙げられ、今回紹介するきのこの育成ポット「Mushroom Pods」では菌床栽培できのこを育てます。
そしてこの「Mushroom Pods」では、育成用のポットの中には、おがくずなどを使った菌床を入れる所から始まり、この菌床は予め殺菌されているためポットに詰めたら付属の注射器に入った液体のマッシュルームの菌床を注入します。

後は菌が繁殖しポットの中が菌増えた菌で白くなるまでじっと待つだけです。

そして2回目以降は、栽培するきのこにより菌床に使用する素材なども変わって来るのですが、例えば”しめじ”であればおがくずに米ぬかを混ぜたものをポットに詰め、ポットを水の入った圧力鍋に入れて火にかけおよそ30〜60分火にかけて培地を滅菌し、液体の菌を注入し培養するのですが、国内では液体の種菌を入手すると言うのは難しいので、既に市販されている培養された種菌の入ったポットの中身を移して栽培するか、購入したきのこの根!?の部分を植え直して栽培するのが最も簡単です。
しっかり管理すれば失敗なし

次に菌床がしっかり育てば、今度は栽培です。
ポットの蓋を栽培用の蓋に取替え、蓋に内蔵された液晶ディスプレイに表示されたポット内の湿度温度を気に掛けながら、湿度が下がって来れば上部の空気フィルターと呼んでいるスポンジ部分にスプレーで水をかけポット内の湿度を一定に保ちます。
そしてきのこ栽培において温度・湿度と共に気にしなくてはいけないのは二酸化炭素濃度で、二酸化炭素濃度が上がると菌が繁殖して行きませんので、この「Mushroom Pods」では空気の流量を調整できるエアフローリングを備えており、このリングを回して循環する空気の量を調整し二酸化炭素濃度を調整出来る様になっています。
キノコをアートに

そしてこのキノコの栽培キットのラインアップの中でレイシクラフトキットにはプランター、岩、樹脂スプレーが付属したものも用意されており、育ったキノコを樹脂スプレーで固め、アートとして楽しむ事も出来る様になっていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/lowell/mushroom-pods-discover-the-magic-of-growing-mushrooms












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