メカニカルキーボードに使われるキー(ゲーミングキー)には、昔からある金属スイッチの他に光スイッチがあります。
金属スイッチはスイッチ内に金属が接触する事で通電し、キーを押しているのかどうかと言う判定をするのですが、金属接点は使っている間に摩耗し接触不良を起こすだけでなく、チャタリングと言って振動などによって本来接触し続けなければならない接点が微妙に離れたりくっついたりする事で1回キーを押しているだけなのに何度も押している感じになるため、チャタリング防止のために金属スイッチはスイッチが押されているかどうかの判定時間が長くなります。
一方で光スイッチはスイッチ何のLEDの光を受けている受光部をスイッチが光を遮る事でスイッチが押されているかどうかを検出するため、チャタリングがない上にスイッチが押されているかどうかの判定も高速化でき摩耗などもないと言った利点があります。
そして今回紹介するメカニカルキーボード「Keychron K2 HE」は金属スイッチでもなく光スイッチでもない最新のマグネットスイッチを採用する事で1つのキーに4つの機能を割り当てる事ができます。
磁気スイッチの特徴
今回紹介するメカニカルキーボード「Keychron K2 HE」には、押込圧40gf、接点距離0.2〜3.8mmの間で任意に設定できるリニアタイプのGateronのダブルレール磁気スイッチが採用されています。
この磁気スイッチはキーの底に埋め込まれた磁気ホールセンサーがキーの軸に埋め込まれた磁石がキーが押され近づく事により変化する磁界の強さの変化を検出する事でキーが押されているのかどうかを判断します。
そのため、このメカニカルキーボード「Keychron K2 HE」では接点距離を0.2〜3.8mmの間で任意に設定する事が出来ますので、キーを押す力が強い方は接点距離を深くし、弱い方は浅くする事でキーの反応を良くし、誤作動を防止する事ができると言った特徴があります。
そして磁気スイッチの魅力はそれだけではなく、接点距離を短くする事でキーの移動距離が短くなるため、ゲームを操作すると言った場合に細かく指を細かく震える様に動かす事で連射がし易くなります。
1つのキーに最大4つの機能を割り当て
次に磁気スイッチではセンサーとキーの中に埋め込まれた磁石までの距離を磁界強度として検出する事ができると言う特性を生かして、このキーボードでは接点距離を超えたポイント、3.8mm最後まで押し込まれたポイント、そしてキーを押し込んだ状態からキーを押す力を緩めたポイント、リセットポイントよりも浅い位置になったポイントの4ヶ所にそれぞれ機能を割り当てる事ができます。
ですので、接点距離まで押し込む単押しと、キーの底まで押し込む長押しにそれぞれ歩くと走ると言う機能を割り当てる事でゲーム中プレイヤーの移動スピードを1つのキーで変える事が出来ますし、レーシングゲームでは押し込んだキーを緩めたポイントにブレーキを割り当てる事で1つのキーでアクセルとブレーキの両方の操作が可能となるなど、操作がとてもし易くなります。
そしてまたこのキーボードにキー判定システムにはLast Keystroke Prioritization (LKP)と言う最後に押したキー入力を優先にすると言った機能も搭載されており、このLKPをONにする事で、キーから指を離さなくても最後に押したキーが優先されるため、キャラクターが移動する方向などもスムーズかつ今まで以上にシームレスにコントロールする事が出来ます。
高級感のある天然木使用バージョン
そしてこのメカニカルキーボードは最近のメカニカルキーボードの主流となっている静音設計を取り入れているのはもちろんのこと、有線接続でのポーリングレートは1000Hzとゲーミングキーボードとしても十分使えるスペックになっています。
そしてまた、4000mAhのバッテリーを搭載しており、Bluetoothや2.4GHzでの無線接続が出来る様にもなっていますし、何よりもこのメカニカルキーボードで眼につくのはキーボードの両サイドに取り付けられた天然のローズウッドを使ったサイドバーで書斎などに置くキーボードとしてもピッタリですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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