みなさんは”ダーツライブ”と言うネット対戦も可能なダーツゲームマシンはご存じでしょうか?
ダーツと言えば超マニアックなダーツバーなどに行かないと置いてありませんでしたが、”ダーツライブ”の登場で飲んでダーツを楽しむのではなく純粋にダーツを楽しむダーツバーなども出来ましたし、バー以外にもゲームセンターなどにも置かれたり、過程でダーツライブを楽しむ事が出来るダーツライブホームなどもあり、ダーツにハマってしまっていると言う方も多いのではないでしょうか?
ただダーツライブはダーツしかプレイ出来ないのに対して今回紹介する「Pixeldarts」はダーツ以外のゲームもプレイできますし、プログラミングが好きであれば自分でゲームを作って楽しむ事も出来ます。
センサー内蔵バレル
今回紹介する「Pixeldarts」は、384mm×384mmと256mm×128mmと言う2枚のディスプレイを持つ2画面ゲーム機の様なもので、大きい方の画面に円形のダーツ盤を表示させる事でダーツゲームを楽しむ事が出来る様になっており、バレル(ダーツの矢)は先端に吸盤が取り付けてありモニターに張り付く様になっているのですが、それだとどこにバレルが当たったのか、モニターをタッチセンサーにしたとしても識別するのが微妙です。
そこでこの「Pixeldarts」ではバレルの中にセンサーチップを内蔵しており、このセンサーチップと「Pixeldarts」が通信する事でダーツ盤のどの部分にバレルが当たったのか判断する事が出来でき点数なども自動計算される様になっていますし、対戦する場合でも双方のバレルには違ったIDが振られているため、投げるバレルさえ間違わなければ、プレイヤー側としてはただ投げるだけで勝負の判定は「Pixeldarts」が自動で行ってくれます。
そしてまたこの「Pixeldarts」には10種類もの投てきゲームが最初からプリインストールされており、ダーツ以外にもスプラツゥーンの様な色を塗って陣地を広げて競って行く様なゲームや、バレルではなく専用のナーフ弾を撃って悪投を倒して救出すると言った様なゲームも用意されており、ダーツだけですと大人の遊びですが、その他のゲームでしたら子どもとも楽しむ遊ぶ事が出来ますので、家族で楽しめます。
そしてもしプログラミングが好きな方であれば、スクラッチライクなプログラミングツールを使って1からゲームを自作する事も出来ますし、ネットからダウンロードして来てこの「Pixeldarts」で動く様にカスタマイズしたり、元々入っているゲームをカスタマイズして楽しむと言った事も出来ます。
インフォメーションボード
次にこの「Pixeldarts」はゲームをプレイする以外にも、様々なウィジェットが提供されており、それらウィジェットを使いこの「Pixeldarts」に時計を表示したり、天気予報を表示させたり、交通状況を表示させたり、株価やスポーツのスコアと言った自分が感心のある情報を常に表示させておくインフォメーションボードとしても利用する事が出来る様になっています。
そしてただ情報だけだと殺風景でもうちょっと何か表示させたいと言った場合にはライブラリに登録されたアニメーションGIFを表示させたりする事も出来ますし、ChatGPTエンジンを使いGIFアニメーションを自動生成させて表示させたりと言った機能のほか、音声を使ってコントロールすると言った事も出来る様になっています。
将来的にバージョンアップ
そしてこの「Pixeldarts」では開発当初は”Raspberry Pi Zero 2 W”を使って開発を行っていたのですが、最終段階になり”Raspberry Pi 4 Model B”を採用するに至っております。
そのため今度、バージョンアップされより処理スピードが早くなったRasPiが登場すればボードを差し替えてこの「Pixeldarts」をバージョンアップさせる事が出来ますし、バージョンアップさせる事でより複雑な処理やAIを使ったサービスなどを組み込むと言った事も出来ますし、RasPiが使える方であればセンサーを接続して温度や湿度を計測し、自宅の家電製品を自動コントールさせるなんて事をこの「Pixeldarts」に行わせたりする事も出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/chessnut/pixeldarts-the-retro-inspired-electronic-throwing-game
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