RP2040はARM社が開発したデュアルCortex M0+のマイコンチップで、Raspberry Pi Picoにも採用されていますし、Raspberry Pi Pico互換ボードと呼ばれている様なマイコンボードや、その他多くのマイコンのマイコンボードにも数多く採用されています。
そしてRP2040はRaspberry Pi Picoに採用されている事もあり開発環境なども整っている事から自らプログラムを書かなくてもライブラリをインクルードするだけで利用できるなど、Arduinoの様に使い勝手の良いボードで1つでもあります。
そんなRP2040を使ったフレキシブル基板「RP2040 FlexiBoard」を今回はご紹介致します。
フレキシブル基板のメリット
今回紹介するCPUにRP2040を使った基板サイズ基板サイズ 21mm x 51mmのRaspberry Pi Pico互換ボード「RP2040 FlexiBoard」にはベーク基板ではなく、紙の様にペラペラなのフレキシブル基板が使われています。
ベーク基板ではなくフレキシブル基板を使うメリットは何と言っても基板の形状を変えても機能に支障がない所で、例えば小さな装置に基板を埋め込む場合、基板に合わせてケースのサイズを決めたり、ケースを加工したりしなくてはいけません。
ですがフレキシブル基板の場合は、I/Oポートの使用状況によりますが、使っていないI/Oポート部分はハサミでカットして基板をスリムにする事が出来ますしケースの形状に合わせて基板を丸めてケースの中に入れたりする事も出来ます。
WS2812 RGB LED
次にこの「RP2040 FlexiBoard」には他のRaspberryPi Pico互換ボードには搭載されていないWS2812 RGB LEDが1個、基板上に配置されています。
このWS2812はシリアル通信で制御する事のできるフルカラーLEDで、マイコンボードの場合、ボードの動作状態を知る場合に、LEDを点灯させたり点滅させたりする事で基板の動作状態を分かる様にするのですが、単色のLEDですと点灯させるか消灯させるかの他に、点滅させて点滅の回数で動作状態を示すしかないのですが、点滅の回数を数えると言うのは回数を読み間違ったりする事があります。
そう言う点においてフルカラーLEDを使い色を変えて動作状態を示したり、赤→青など違った色を交互に発色するなどするとより多くの動作状態を確実に伝える事ができます。
開発環境
そしてこのマイコンボード「RP2040 FlexiBoard」はRaspberryPi Pico互換ボードですから、当然、MicroPythonを使って開発する事も出来ますし、C/C++、Circuit Python、Arduino IDEを使ってプログラミングを行えますし、既にRaspberryPi Pico向けに作ったプログラムを少し手直ししてこのボードで使う事もできれば、ネットで公開されているプログラムをダウンロードして来て書き込んで使う事も出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/harshu/rp2040-flexiboard
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