E-Ink(電子ペーパー)ディスプレイは、身近な所では電子書籍に使われているほか、最近ではモニターとしても使われ初めていますが、E-Inkディスプレイは画面の書換に時間がかかる事から動画を表示する様なディスプレイには不向きで、動きが速ければ速いほど最新のE-Inkディスプレイでも残像が残ってしまいます。
ですがE-Inkディスプレイは、画面を書き換える時にし電力を消費せず1時間同じ画面を表じしていたとしても消費電力はゼロなのが特徴的な所で、今回はそんな特徴を持つE-Inkディスプレイをフォトフレームにした「Reflection Frame」をご紹介致します。
壁に馴染むフォトフレーム
E-Inkディスプレイは前述した様に画面を書き換える時にしか電力を消費しない他に、反射型のディスプレイでバックライトを持っていませんので、真っ暗な中では全く見えません。
ですがそれがE-Inkディスプレイの良い所で、外光に反射してディスプレイは光るため、見た目は紙と質感は変わらず、遠目で見ればこのフォトフレームはホンモノの絵画の様に見える事で、真っ暗な部屋の中で怪しく一晩中光っていると言う事もなく自然体で受け入れる事ができ、飾る事ができます。
そしてこのフォトフレームの額のサイズは291.3mm×398.9mm、ディスプレイ部分は201.3mm×268.9mmあり、縦横どちら向きにでも飾る事が出来ます。
完全ワイヤーフリー
次にこう言ったデジタルフォトフレームを壁に飾れば、必ず電源ケーブルがフレームから垂れ下がっており、せっかくの見た目を台無しにしていますが、この「Reflection Frame」はE-Inkディスプレイを使う事で元々から電力消費が少なく、1回のフル充電で想定されている使い方であれば、最大2年は充電フリーで連続使用する事が出来ます。
Tap-to-Print
そしてこのフォトフレーム「Reflection Frame」では、どの様にして表示させる画像データをフォトフォーレムに移動させるのかと言えば、WiFiやBluetoothではなく”Tap-to-Print”と言う技術が使われています。
この”Tap-to-Print”は電子マネーや交通系のICカードなどに使われているNFCと言う近接通信を利用した画像転送方法で、このフレームに表示したい画像をスマートフォンで選択し転送状態にした後でフォトフレームにスマートフォンをタッチする事で画像がフォトフレームに転送されて表示される様になっていると言うのも、このフォトフレームが省電力で2年も充電フリーで連続使用する事が出来る様になっている要因でもありますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/creativedesignworx/reflection-frame-digital-photo-prints
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