何でもそうですが凝って来ると自分のイメージと合うものを実際に作ってみたくなり、自作と言う道に走ります。
それは釣りなどでもよく見られて、フライと呼ばれる飛び回る虫
をモチーフにした疑似餌はよく自作したりしますが、強者はルアーやワームなども自作したりします。
ただルアー木や樹脂の固まりを削ったりして作る事が出来ますが、ワームはシリコンの様に柔らかい為削って作る事はできず、基本的には金型を作り、そこに加熱した液体樹脂を注入し冷やして固めると言う方法を取るのですが、この液体樹脂を加熱するのによく行うのが電子レンジを使った加熱ですが、電子レンジは加熱ムラが起こるだけでなく、電子レンジから取り出し、型に流し込むまでに迅速に行わないとすぐに液体樹脂が固まって、型の隅々まで液体樹脂が入って行かずに本来作りたかった形とは別なものが出来上がったりします。
そこで今回は自作ワーム作りにも使えるソフトジェル射出成形機「SALTGATOR」をご紹介致します。
加熱・注入までを一体化

今回紹介する「SALTGATOR」では、装置に入れた液体樹脂などを80〜210℃の範囲内で一定温度に加熱した上で、直接金型などに注入する事が出来ると言う所が画期的な所です。
これまでワームなどを自作する場合、加熱は加熱で専用のヒーターを使い加熱し、注入する際には金型などに圧入する場合は注射器などに温めた液体樹脂を吸わせて注入していましたので、何度も注射器で吸っては圧入すると言う事を繰り返していると、先に注入した液体樹脂が固まってしまって隅々まで液体樹脂が行き渡らずに失敗してしまったり、段差や割れ目などが出来てしまってうまく作れなかったりする事が多いのですが、この「SALTGATOR」を使えば一気に金型に圧入する事が出来ますので失敗がありません。
そしてワームなどを作る際に使用する液体樹脂は170℃程度に加熱するものが多いのですが、この「SALTGATOR」では80〜210℃の間で設定温度を変える事が出来る事から、ABS樹脂やPLA、PETGなどよくFDM式の3Dプリンターなどで使われる樹脂など幅広い種類の樹脂を使用する事が出来ます。
豊富にラインアップされた金型ライブラリ

次にこの「SALTGATOR」がとても使い易く便利だと言うのは分かったけれど、金型はどうするの?と誰もが思うはずです。
そこでこの「SALTGATOR」では金型ライブラリと言うものを提供しており、自由にダウンロードし3Dプリンターなどを使って金型を自作して利用する事も出来ますし、今では金型もネットで注文する事が出来る時代ですので、そう言ったサービスを使い金属製の金型を注文し本格的にワームだけでなく様々な樹脂パーツを作ったりと言った事も出来ます。
そしてまたライブラリに登録されたデータを自分で3D CADアプリで読み込んで改良し、3Dプリンターで造型しこの「SALTGATOR」を使って射出造型を繰り返し行う事で、金型の作り方なども学ぶ事ができますし、射出造型を会得する事で3Dプリンターでは無理だった強度の必要なパーツなども自作する事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。














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