バタフライナイフ、ジャックナイフ等とも呼ばれているバリソンナイフですが、このバリソンナイフは2つの回転するハンドルによってハンドルの間に刃を隠す事が出来ると言うのが特徴で、その発祥はフィリピンにあるとされており、農民や漁師などの間で片手で簡単に刃を取り出せるナイフの需要から生まれたとされています。
そんなバリソンナイフとしての特徴を持つ小型ナイフ「TiNova」を今回はご紹介致します。
クルッと回して刃体を取り出し

今回紹介する「TiNova」はバタフライナイフ(バリソンナイフ)を系譜に持つナイフと言う事で、片手で刃体を取り出す事が出来ます。
その刃の取り出し方はバタフライナイフと同じで、ハンドルの片方を指先で摘まんで持ち、下から上に投げ上げる感じでスナップを効かせて勢いよくナイフを回転させるだけです。
ですのでこのナイフでは、片手が塞がっている状態でナイフの刃を取り出しカットする事が出来ますので、片手に荷物を持ち、もう片手でパッケージを開封し中身を取り出すと言った様なシチュエーションの時にとても活躍します。
バタフライナイフの安全性

次にバタフライナイフは素早く回転させて刃を取り出すので、誤って手を切ってしまったりしまわないかなど、構造的に恐いと思っておられる方が多いのですが、実際には刃をハンドルの中に収納した状態では2枚のハンドルを開いて一直線、つまり180°の角度まで開かないと刃は出て来ませんので、シチュエーション的にポケットやバッグの中でハンドルが180°開いて刃が出て来るなんて事は有り得ないので、実は危険そうに見えて最も安全なのがバタフライナイフと言う事になります。
しかもハンドル部分は強力なネオジウム磁石によって2本のハンドルがピッタリとくっついて離れない様に設計されていますので、ポケットやバッグの中で柄の部分が開いて刃が出ていると言うのも考え辛く、2重で安全だと言えます。
D2ブレード

次にこの「TiNova」は、ハンドルにはチタン合金、刃にはD2スチールが採用されています。
D2スチールはナイフ用の鋼材としてはよく使われる材料で、炭素とクロムの含有率が高く、対摩耗性や耐食性に飛んでおり硬度は55〜62HRCと非常に硬く、硬いものなどでも容易にカットする事ができるほか、硬い分だけ刃は研ぎ辛いと言った性質は持っていますが、ナイフとしては非常に優れており、刃をハンドル内に収納すると長さは61mmと非常に小さく携帯にも便利ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。














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