ロードバイクのハンドルの上に何もつけたくはない、でも取り付ける場所がそこしかないので仕方なくハンドルの上にスマートフォンフォルダーやライトを取り付けている方、ステムにそれら機能がギュっと凝縮されていたら良いと思いませんか?そうすればライトを外し忘れて盗難に合う事もなくなりますし、見た目もスッキリしてお気に入りのロードバイクのフォルムを崩す事もありません。
そんな様々な機能が内蔵されたステムがこの「ESTEM」です。
まずこの「ESTEM」は6061アルミ合金を使用したアヘッドステムで、6000系のアルミ合金を使用していると聞いてピンと来る方は材料素材にも精通している方でもありますが、6000系のアルミ合金はアルミニウムとマグネシウムとケイ素を使った合金で、耐食性、陽極酸化性が良好で強度が強い為に車両素材の他に一般的には建築用のアルミサッシ(6063)として広く用いられているアルミ合金です。
でもどれくらい強度があるのかわからないと言う方の為に説明すると、この6000系の上で最高に強度が強いアルミ合金が7000系と言って超々ジュラルミンと一般的には呼ばれており、この7000系は日本で開発されて零戦にも使われており、現在でも航空機の構造材として広く使われています。そして6000系の下の5000系はアルミニウムとマグネシウムの合金で車のアルミホイールに使われています。ですから車のアルミホイールよりも強度が高いのですからその強度がどれくらいなのか?ってのはだいたいの想像はつきますよね。
それにこの部分はロードバイクでは一番体重のかかる所ですから万が一折れたりでもすれば大事故に繋がりますから、6000系のアルミ合金を使用していると言う事で安心できますよね。
そしてこの「ESTEM」が装着できるロードバイクは現在使用されているアヘッドステムのコラムサイズが28.6mm(1-1/8インチ オーバーサイズ)、バークランプ径が31.8mmであればそのままリプレイスして使用する事ができます。
そして「ESTEM」の長さ(突き出し)は100mm、角度は7°です。
そして「ESTEM」には5400mAhのリチウムイオンバッテリーとLEDヘッドライトが内蔵されているだけではなく、「ESTEM」そのものにアームがついていて「ESTEM」の上にスマートフォンを置いて挟み込んでホールドするスマートフォンフォルダーとしても機能します(取付可能なスマートフォンの幅は最大88mm)。
スマートフォンの取付や取り外しはとても簡単で、よくある自動車に取り付けるアームを広げて挟む込むタイプのスマートフォンフォルダーと同じで、アームを広げておいてスマートフォンを置いてボタンを押せばアームが閉じてセンター位置でスマートフォンをしっかるとホールドしてくれます。
そしてスマートフォンを置くだけではなく、充電ケーブルを使用して「ESTEM」内蔵のバッテリーとスマートフォンを接続すればバッテリーの残量を気にすることなく充電しながらナビゲーションや音楽の再生と言った事もできますし、5400mAhもありますから、ちょっと遠距離のサイクリングに出かけてもバッテリーの心配はありません。
そして次にLEDヘッドライトですが、これも懐中電灯をステムの中に組み込んだ様な簡易なものではなく、しっかりと機能を考えて設計されており、ボタンを押す度に、ハイビーム、ロービーム、高速フラッシュ、ゆっくり点滅の4つの点灯パターンを選ぶ事ができます。ですから車と同じで郊外の街頭のない様な場所を走行する時はハイビームで街中はロービームと言う使い分けができ、バッテリー残量が気になる時はフラッシュさせておけば走行するのには見辛いですが、バッテリー寿命は延ばす事がでる様になっています。
ちなみにバッテリー部分は固定用の爪を押す事で簡単に外せる様になっていますから、バッテリー充電の為に自転車をわざわざ電源のある場所まで持って行かなければならないと言う手間はありませんし、バッテリーだけを持って入ってそれだけを充電する事ができます。
また「ESTEM」そのものはIP66の防塵防水規格(水深1m以下で30分水に浸けておいても浸水しない性能)に対応していますから、急なゲリラ豪雨に遭遇したとしてもご安心下さい。
なお詳細については下記URLをご覧ください
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