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筆先2mmの極細線からブラシまでペン先が交換できるiPhone&iPad用スタイラスペン「Flip! 」

みなさんが使っているスマートフォンやタブレットはモニターを指でタッチする事でそのタッチした場所を検出し、画面に表示されたボタンを押したり線を描いたりと言った事ができますが、この仕組みってどうなっているのか実際にご存じですか?みなさんが使っておられるiPhone6s以降で取り入れられた感圧タッチ機能「3D Touch」の仕組みは2タイプの静電容量センサーを搭載しています。1つは画面をタッチした部分を知る為の従来から用いられて来た静電容量センサーで、この静電容量センサー(投影型静電容量方式)と言うのはモニター全体が目には見えませんがタイルの様に細かく仕切られており、指を近づける事により指先からモニターを通して電気(静電気)が流れてそのタイルの中にたまる事でセンサーがそれを検出してどこがタッチされているのかを検出します。次にiPhone6sやiPhone7は押した圧力を感知できますが、これは「3D Touch」が組み込まれたモニターのガラスが僅かに湾曲する柔軟な特殊なガラスを採用する事で「3D Touch」はモニターを押す事でその部分が湾曲してその直下の位置するコンデンサプレートの電気的容量が変化する事で押し込まれた距離を計測する事で押された圧力に変換して利用しています。

そしてスタイラスペンと言うスマートフォンやタブレットで使う事ができるペンは導電性の繊維でペン先を作ったものがあり、これはそのペン先と手が接触する事で導電性の繊維を通して手に電気が流れる事で反応し、もう1つの「アクティブスタイラスペン」は自らペン先に静電気を発生させて静電容量センサーに静電気を送る事でセンサーを反応させています。

そしてこの「Flip! 」は”アクティブスタイラスペン”ではないのに消す、書くができて極細線から筆の様な線まで表現できるスタイラスペンなのです。


”アクティブスタイラスペン”であるApple Pencilを例に取りますと線を描く際にはペン先をモニターに接触させて動かす事で線を描く事ができ、ペンを離して指で擦る事でその指先が触れた部分の線を消す事ができたりと言う事ができますが、スタイラスペンは電気を身体に通して指先の代わりをするだけなのでそう言うモードの変更を自動でする事はできません。ですがこの「Flip! 」はバッテリーもBluetoothモジュールも搭載していないのにも関わらず様々な機能が搭載されています。
その1つ目がイレース機能です。ペンの後ろ側が消しゴムになっており、ペンを裏返して使う事で書いたものを消す事ができますし、”3D hovering interaction”と言ってペンをスマートフォンから離したり近づけたりする事で画面の一部をズームインやズームアウトする事ができたり、弓矢を投げる様なゲームでは「Flip! 」を引っ張る事でゲームにアクションを加える事もできます。

2つ目がパームリジェクション機能と言って普通はモニターの上に手を置くとモニターが反応してしまいますが、「Flip! 」もこのパームリジェクション機能を搭載していて画面に手を乗せても反応しない機能を搭載していますので、小さな手の子どもでもiPadで手を乗せている事を気にする事なく絵を描く事ができます。

そしてこれはiPadだけに備わっている機能ですが、「Flip! 」には永久磁石が入っており、iPadに入っている磁気センサーを利用して「Flip! 」を近づけた時は画面を転倒させ「Flip! 」を離せば減光させる機能を持っている事でバッテリーの持ちが良くなります。

そしてこの「Flip! 」が既に発売されている同じ機能を備えている「MotionPne Kids」と違うのはペン先が複数用意されており交換する事ができる事です。そのペン先も「MotionPne Kids」の用に太いペン先ではなく描画する事に特化されており、ペン先が2mm、6mm、ブラシの3種類が用意されていますから、スケッチから色塗りまでこの「Flip! 」1本で対応できますし、ペン先は磁石で脱着できる様になっていますから非常に交換もし易くなっています。

なお「Flip! 」の機能を120%発揮する為には「Flip! 」対応のアプリケーションを使用する必要がありますので、対応アプリケーションについては下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/lynktec/flip-the-worlds-most-intuitive-smart-stylus

投影型静電容量方式

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