みなさんは”補聴器”って年寄りが使うものだと思っていませんか?でも若い人でもずっとヘッドホンやイヤホンで音楽を聴き続けているとヘッドホン難聴、イヤホン難聴と言って難聴になる事だってあるんですよ。
と言いますのも人間の耳の機能と言うのは一度機能が衰えてしまうと再生する事は無く、一度聞こえなくなった耳は元に戻る事はありません。しかも音圧130dB以上の騒音に耳を曝す事により聴覚障害が進みますので、外に漏れ出る様な音で長年音楽を聴き続けるとだんだんとボリュームを大きくしないと耳が聞こえなくなり、更に聞こえないからとボリュームを上げる事で更に聴覚障害=難聴が進行します。
つまり、まだ難聴になっていない方は今から気をつければ難聴が加速度的に進む事はありませんし、もし既に人と話していて相手の声がハッキリと聞き取り辛いと言うのであれば、今回紹介する補聴器にもなるネックバンド型Bluetoothイヤホン「BeHear」はいかがでしょうか?
ではまずは「BeHear」のハードウェアスペックから見て行きますが、まず補聴器の機能として重要な最大音圧レベル(OSPL90)は116 dBで、フルオンゲインは42dBになります。
このスペックから読み取れるのはかなり増幅率の良い補聴器であると言う事です。利得が42dBなので周囲の音の60dBの場合は102dBまで増幅されますし、20dBと囁くような声でも62dBまで増幅してくれますから、かなり聴き取り易い補聴器であると言えます。
しかも最大音圧は116dBと125dBをかなり下回る様に設定されていますから、耳にとっても優しい補聴器であると言えます(ちなみに125dBを超える音を30分以上聴き続けると難聴が進みます)。
更にこの「BeHear」では普通の補聴器では到底無理なノイズリダクション回路を搭載しており、周囲の雑音を消し去りそして必要な音だけを増幅する様にしています。
では何が普通の耳の穴の中に入れて装着する補聴器と違うのか?それはノイズリダクションに使用するマイクの数です。
この「BeHear」には左右の耳に装着するスピーカーにそれぞれ1個、そしてバッテリーと結ぶケーブルの中間部分に取り付けられたコントローラー部分にそれぞれ1個、合計4個ものマイクを搭載し周囲の騒音のみを除去しますので、言うなれば駅やショップの中の様な人混みの中であっても博物館や美術館の中いる様な空間を作り出し、相手の話が聴き取り易い様にしているのです。
またネックバンド方式を取った事でバッテリーも大きなものを搭載する事ができたので、補聴器としてのみ使用するのなら1回のフル充電で15時間も使えますし、Bluetoothでスマートフォンとペアリングしておく事でBluetoothイヤホンとしても働き連続通話なら10時間、音楽を聴くなら8時間も連続使用する事ができるのです。
しかも毎日、1日中使う事を考えて重さも29gとプラスチックレンズの超軽量メガネの様に軽量に作ってありますので、1日つけていても疲れないでしょう。
また人によっては引き取りやすい音の高さや左右差が必ずあります。それをまだ良く聞こえる耳の方まで悪い耳と同じ様に増幅していたのでは難聴が進んでしまうかもしれませんので、そのあたりはスマートフォンにインストールする「BeHear」専用のアプリケーションを使って左右の耳でどの周波数をどれだけ増幅するのか?と言う微調整も行える様になっているなど、聞こえやすくはするけれども難聴は進ませない様にと言う工夫がよくなされています。
またこの「BeHear」には”HearLink”と言うオーディオトランスミッターがセットになったテレビ用セットも用意されており、これをセットで使う事でテレビのボリュームを下げる事ができますので、もう耳の悪い家族のテレビのボリュームで悩まされる事もなくなります。
またネックバンド式のBluetoothイヤホンの形態を取った事で”補聴器=年寄り”と言うイメージが強くて使用する事に抵抗のある若い人でも手軽に使える様になっているのも良い工夫ですので、詳細につきましては下記URLにてご覧下さい。
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