最近のシティーサイクル(ママチャリ)の多くは昔からあるタイヤに押しつけて発電する事でペダルがめっちゃ重くなるダイナモではなく、ハブダイナモと言って自転車の車輪の真ん中に組み込まれており、昔ほどはペダルが重くならない様になっています。
一方ロードバイクやマウンテンバイクはと言うと、どちらも競技用の自転車として開発された為に最初からライトを取り付けると言う発想がありませんので、後からバッテリー式のLEDライトを取り付けるか、ダイナモで発電するLEDライトを取り付ける必要があります。
ですがバッテリー式のものは充電や電池の交換が必ず必要ですし、ダイナモはLEDライトになり少ない電流で光らせる事ができますので、発電時の負荷はかなり減ってはいますが、それでもペダルが重くなるのには間違いありません。
そこで今回は、負荷ゼロな上にバッテリー交換や充電も不要な自転車用LEDフロントライト&テールライト「Magnic Microlights」をご紹介致します。
ではどの様な方法でこの「Magnic Microlights」は光っているのでしょうか?
それはソーラーパネルで昼間に充電しておいて貯めた電力で発光させているのではなく、ダイナモの様に自ら発電しています。
発電方法としては”渦電流技術”を使っているのですが、この渦電流とは磁石に近づけた導電体(金属)を動かすとその移動を阻止する方向に渦電流を発生させると共に磁界を作り、動く導電体にブレーキをかけようとします。
その時発生する渦電流によってLEDを光らせているのがこの「Magnic Microlights」です。
ですからこの「Magnic Microlights」は渦電流をたくさん発生させる為に極力自転車のタイヤのリムに近づける必要がありますので、この「Magnic Microlights」はロードバイク用はブレーキーシュー(ブレーキのゴム)と一体化されています(ゴムは交換可能になっています)。
またマウンテンバイクやディスクブレーキ等を使っているロードバイク等は、ダイナモライトの様に自転車のフレームに固定するタイプが用意されているのですが、フレームサイズについては48cm〜62cmと言う制約があります。
そして明るさは自転車のスピードに依存し、早ければ早いほど明るく、白色のフロントライトは1灯あたり11ルックス(時速25km/h)で左右両方で25ルックスとかなり明るく光ります。
またリアのテールライトはブレーキシュータイプを取り付けると、渦電流の性質を生かしてブレーキレバーを握りブレーキシューが近づくとより明るくなり明暗をつける事ができますので自動車のブレーキライトとテールライトの様な光らせ方ができるのです。
そして「Magnic Microlights」を取り付けた”Magic Night Bike”と言うリムが緑色に光り、暗闇での走行時に被視野性を保ち安全性を向上させてくれる自転車も用意されていますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/dynamodirk/magnic-microlights-bikelights-with-magic-non-conta
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