既にスマートフォンのロック解除として一般的になっている指紋認証。
その指紋認証の反応が最近悪いと感じる様な事はありませんか?それには大きく分けて2つの原因があります。
1つはセンサーが汚れている事で読み取れなくなっている事、そしてもう1つは指紋を登録した時と現在の状態が変わっていると言った場合です。
ではどうして指紋が読み取れなくなるのでしょうか?それは現在のスマートフォン等に使われている指紋センサーに要因があります。
指紋センサーの表面には目に見えない電極がビッシリと敷き詰められており、指をセンサーの上に置いた時に指紋の凹凸によってセンサーに接触する出っ張った部分と、接触しない引っ込んだ部分とが出て来ます。
そしてその出っ張ってセンサーに接触した指紋の突起部分から指へと電流が流れる事で指紋の模様を指紋センサーは読み取っているのです。
ですからセンサーが汚れていたり、指先が乾燥してカサカサになっていると電流が流れずに指紋が認証されなかったり、逆に指先が濡れていてもセンサーの全ての電極から電流が指先へと流れてしまうので正しく認証できなかったりするからです。
そして屋外で使う指紋認証のついた南京錠の一番の敵は汚れで、使い勝手が変わらずその対策をしっかりと施した南京錠「Anylock」をご紹介致します。
回転式カバーでセンサーを保護
まず指紋認証センサーを搭載した南京錠に何故カバーがないのか?
それには1つ、スマートフォンの存在が大きいのではないでしょうか?
スマートフォンはワンアクションで指紋認証センサーに触れたらすぐに画面のロックを解除する事ができます。
ところがカバーがあると、そのカバーを外してからセンサーの上に置かなければならず、その蓋も形状によってはなかなか開閉できなかったりする事もあるでしょうし、カバーを取り付ける事でスマートフォンより格段に使い勝手が悪くなるのは目に見えています。
それにカバーがなければ、真っ暗な場所でも手探りでセンサーの窪みを指をセンサーにかざしてロックを解除する事ができますが、カバーがケースとフラットだとそうは行きませんし、スライド式のカバーならどちらにスライドさせて良いのかもなかなか分からないでしょう。
その点この「Anylock」は回転式のカバーにした事で、片手でカバーを回転させてセンサー部分を露出させ指紋を認証させますので、その時間差はカバーのない場合と比較しても1秒も余分にかかりません。
カバーをつけるメリット
ところでカバーをつけるのは汚れるのを防止するだけとは思っておられませんか?
確かに汚れを防止する為なのですが、例えばホコリや水分であれば、指先でセンサーを拭ったり、ティッシュで拭いたりする事で綺麗になり、問題なく指紋を読み取る事ができますが、空気中に含まれる排気ガス等に含まれる窒素酸化物や油分はそんな事では取れます。
試しにスマートフォンの指紋認証センサーにポテトチップスを摘まんで油のついた指先で触れた後で、ティッシュで拭き取り、指紋でロックを解除してみてください。おそらく何度やってもロックを解除できなかったのではないでしょうか?
つまり油分がつくとその油分がセンサー表面を覆うだけでなく、その油分を通して電流が流れてしまい指紋が認証できからで、カバーがないとアルコール等で綺麗に脱脂としなければ、きちんと指紋を認証してくれませんので、カバーがある方がメリットが大きいのです。
ロングライフ設計
そして「Anylock」は充電式の指紋認証の南京錠になるのですが、その連続解除回数は2500回、全く使わない状態であれば2年はバッテリーを充電しなくても持ちますので、あまり行かない別荘の鍵として利用すると言う使い方もできます。
また指紋は10種類分登録できますので共同ロッカーの鍵としても利用できます。
バッグロック
そしてまたこの「Anylock」は南京錠の他に、バッグのジッパー等に引っ掛けて使うバックロックもラインナップされています。
ただこちらはカバーはありませんので、IP65防水性能は保持していますが、屋外での使用は上記の汚れるたら認識率が悪くなると言う問題からオススメではありませんので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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