夜行バスや、飛行機、列車での長時間移動する時に、睡眠を取ったりする事があると思います。
そう言う時にどこでも寝る事ができる方は別として、たいていの方はエコノミークラスの機内で配られる小さなペッシャンコな枕では寝辛い、列車や夜行バスのシートでは寝られないと言う悩みを抱えておられるものです。
そう言う方の為に、昔はUの字の空気で膨らませるタイプのネック(トラベル)ピローと言う首に巻き付ける枕と言うかクッションしかなかったのが、最近ではフカフカ・フワフワで寝心地がよかったり、頭が斜めに垂れ下がって首を痛めない様にガッチリと頭を固定するタイプのネックピローがあったりと、その種類はここ数年で飛躍的に増えて来ています。
そんなネックピローのジャンルに今回は全く違った視点で作られた寝心地重視のスリングバッグ「Travist」をご紹介致します。
ベースはスリングバッグ
この「Travist」が他のネック(トラベル)ピローと決定的に違う点は普段はスリングバッグとして使えると言う点です。
普通、トラベルピローを設計するにあたりまず最初に思いつくのは、いかに快適に寝る事ができるか、と言う事です。そしてその快適性を追求しつつ、トラベルピローとして携帯性も考え、持ち歩くのが苦痛になる程の大きさには決してならない様にコンパクトに仕上げつつ、寝やすさを考えます。
ですからトラベルピローはトラベルピローとしてしか使えず、それを使う様な場面がある様な時は必ずバッグに入れて持ち歩かなければいけないのです。
ところがこの「Travist」はスリングバッグとして十二分に使える機能を持っていますから普段はスリングバッグとして使用し、いざ眠くなったら枕として使う事ができますので、荷物にならないだけでなく、どこででも快眠できると言うワケです。
よく考えられたポケット
この「Travist」は枕に変身します。そして変身した時に中の荷物はどうするのか?と言う問題が発生します。
まさか枕として使う時に中の荷物を抜くと言う事はできませんし、逆に抜かないで中に大きなモバイルバッテリーでも入れていたら頭にゴツゴツ当たってクッション性が悪くて寝られたものではありません。
そこでこの「Travist」では3つのポケットが用意されています。これは枕にした時にポケットが1つですと、どちらか片方に荷物が寄ってしまった場合、枕に傾斜がつきすぎて寝心地が良くありませんので、この「Travist」では均等に荷物が偏りしない様に左右に分割されたポケットと、そして1つの大きなポケットに分ける事で大きなモバイルバッテリーでも収納できる様にしてあります。
更に防犯対策としてジッパーは内側に折り込まれる様になって、少し見ただけではジッパーの位置が分からない様になっている気配りも見逃せません。
ポンプで膨らむエア・ピロー
さて肝心の枕はと言いますと、中央のジッパーを開くと中から萎んだエアピローが出て来ます。
これを膨らませるのは、あなたの吐く息ではなく、血圧計等についている握ると空気が送られるゴム球の様なエアポンプで、指先で摘まんで閉じたり開いたりしていると自然と枕を膨らんで行き、収納する時も膨らんだ枕に力を加えて空気を追い出すだけです。
また元がスリングバッグなので、座席のヘッドレストに引っ掛ける事ができ固定できるのが魅力的です。
寝方は人さまざま
そしてヘッドレストに掛ける以外にも膨らんだ枕の裏側に手を突っ込み抱える様にしつつ机の上で突っ伏して寝る”オフィスモード”、壁と顔でこの「Travist」を挟むと言う、よく飛行機の中でやったりするメジャーな寝方な”トレインモード”、俯せ寝が好きと言う方はヘッドレストにベルトを引っ掛け、「Travist」に顔を埋めて前屈みになって寝る”ディープスリープモード”など、非常に多彩な寝方を試す事ができる様になっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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