2020年から学校でのプログラミング授業が始まるのを受けてたくさんのプログラミング教室が街中に溢れています。
そして体験学習を含めて実際にプログラミングに触れてみて、プログラミングい興味を持ち、自分でもゲームが作れるのではないかと考えられるお子さんもたくさんおられます。
ただ、プログラミングを学んだとしても問題になるのがそのゲームに使う素材です。
キャラクターや背景、サウンドなど用意するものはたくさんあり、Unityの様なスマートフォン向けのゲームを簡単に作ったりする事のできる開発プラットフォームを使ったとしても、これら素材は自分で作るかどこからか見つけて来なければなりません。
ただなかなか自分が欲しいと思う素材ってサウンド素材なら簡単に無料・有料のものを含めて比較的見つけるのは容易なのですが、ことメインで動かすキャラクターなどは結果的に自分で描く事になるでしょう。
でも絵はPCを使って書いたとしても苦手だし….と言う方に簡単にゲームを作る事ができるゲームコンソール「32blit」をご紹介致します。
「32blit」のハードスペック
まずこの「32blit」のハードスペックは下記の通りで、
CPU:STM32H750 Cortex-M7 processor (400MHz, 1MB SRAM, hardware floating-point)
メモリー:32MB
ディスプレイ:3.5″ 320×240 16-bit IPS TFTディスプレイ
スピーカー:0.5Wモノラルスピーカー
コントローラー:アナログジョイスティック、十字キー、4ボタン
内蔵センサー:MSA3019軸センサー
インタフェース:microUSB
バッテリー:1,200mAh(連続使用時間4時間)
サイズ:150mm x 65mm 250g
搭載しているCPUを見てもらうとグラフィックアクセラレーターを搭載しており3Dモデリングや映像エフェクトも快適にかけられますので、プログラミングに習熟して行けばFPSゲームをコーディングするのも夢ではありません。
ゲーム素材が盛りだくさんなエディタ
ところでこの「32blit」の開発環境はどうなっているのかと言いますと、ブラウザベースのエディタが提供されており基本はスクリプト言語であるLunaとC++を組み合わせてプログラミングするのですが、いきなり初心者がC++やLunaでプログラミングするのは無理ですので、プログラミングを学ぶ為のチュートリアルがスモールステップで用意されています。
またアクションゲーム、RPG、シューティングと言った各ゲームジャンル毎にサンプルソースコードも用意されていますので、プログラミングはそのソースを改造して行く事でどう動きが変わるのかと言う所から学んで行きますので、比較的分かり易いのではないでしょうか?
そして問題のキャラクターや背景、サウンドと言ったゲームを作る上で欠かせない必要素材ですが、これも予め8×8pxのキャラクターやオブジェクト素材は2,000以上、ジャンプしたり当たったりした時に発生させるエフェクトサウンド素材は100以上、バックグラウンドミュージックは10曲以上予め用意されており、画面設計はオブジェクト素材やキャラクターをドラッグ&ドロップで配置して行くだけなので、絵を描くのが苦手な方でもすぐにオリジナルのゲームを作る事ができるのです。
専用コミュニティーで発表
そして作ったゲームはもちろん自分の「32blit」にコピーして遊ぶ事ができますが、専用コミュニティーが提供されておりそこで自分の作ったゲームを発表したり、誰かの作ったゲームをダウンロードして楽しむ事も可能です。
またチャットルームなども用意されていますので、プログラミングに困った時はそう言う場で聞く事もできますので、プログラミング初心者の方で回りにプログラミングができる方がいなくても安心です。
https://www.kickstarter.com/projects/pimoroni/32blit-retro-inspired-handheld-with-open-source-fi
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