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ガラス越しによくある撮影時の映り込みを100%消してくれるレンズフード「Ultimate Lens Hood 2.0」

よくガラス越し、窓ガラス越しに風景を撮影すると部屋の中や車内がガラスに映り込み、うまく外の風景を撮影できないって事がよくありますが、この原因って何なのか皆さんはご存じですか?

この映り込みと言うのは100%真っ平らなガラスであれば発生しないのですが、天体望遠鏡に用いられる様なレンズに使われているガラスと違い普通の家庭の窓ガラスや自動車のフロントガラス等はそんなに表面の加工精度を求められるものではありませので、肉眼で見えませんが必ず凹凸があり、その凹凸によって室内や車内の風景が乱反射してガラスの中に室内や車内の風景が写り込むのです。

ではどの様にすれば映り込まないのか?それはモノの見え方にヒントがあります。
例えば部屋を真っ暗にして窓越しに夜景を見ると、窓に反射して部屋の中が映り込んだりする事はありませんが、照明をつけた途端に部屋の様子が窓ガラスに映り込んで見える様になったりしますが、これは光に関係があります。
モノが見える仕組みは光が物体に当たりその反射された光が目に入り認識する事で初めてモノを見る事ができるのです。
つまり、カメラのレンズを向けた先にあるガラスに映り込む風景は、周囲の風景に当たり反射した光が更にガラスに反射して見えていますので、その物体に反射した光が窓ガラスに反射しない様に遮断すれば撮影した映像に周囲の風景が映り込まないと言う事になります。

そこで、その理論を具現化したレンズフード「Ultimate Lens Hood 2.0」を今回はご紹介致します。


映り込みを無くすには光の差し込みを無くすのが重要


では実際に部屋を暗くする以外に(日中は元々暗くする事はできませんし)、映り込みを防ぐにはどの様な方法があるのかと言いますと、レンズそのもので光を遮ってしまう方法です。
例えば窓ガラスから離れた場所でレンズのズーム機能を使い窓越しの風景を撮影していてもレンズと窓ガラスの間には広い空間があり、当然窓ガラスには部屋の様子が反射されて見えますので当然の事ながらその様子はしっかりとファインダー越しにも確認する事ができます。
一方、ズームを引きながら窓ガラスに近づいて行くとレンズが捉える窓ガラスの範囲が狭くなると言うのもありますが、窓ガラスに近づく事でレンズそのものが窓ガラスに写る光を遮る障害物となりますので次第に窓ガラスに写る部屋の風景は薄くなって行く、レンズが窓ガラスに接した時には完全に部屋からの光はカットされていますので、100%映り込みはなくなります。

ただレンズをガラスにひっつけると写り込みはなくなりますが、向けたい方向にレンズを向けるとレンズと窓ガラスとの間に隙間ができ、そこから部屋の光が差し込んでまた映り込みが復活してしまいます。


カメラ用のHLHgo


ではこのULHgoはどの様な構造になっているのかと言いますと、構造そのものは単なるゴム製の漏斗の様なものなのでレンズに被せて使うのですが、使い方のコツとしては窓ガラスとULHgoの間に隙間を作らない様に片手でULHgoを押しつけながらもう片方の手でカメラを持って撮影する事で光を遮断し、窓ガラスへの映り込みを防止します。

そしてこのHLHgoは、既に市販されている”ULH”がレンズ口径60mm以上用となっておりそれ以下のサイズのレンズ用としては”ULHmini”がラインアップされているのですが、52-58mmと言ったサイズのレンズには合わず、この”ULHgo”はこのサイズのレンズに合う様に設計さて、重さでULHの25%軽く、大きさで33%小さく作られています。


スマホ用のULHmobile


さて今回「Ultimate Lens Hood 2.0」にはもう1つスマートフォン用のレンズフードULHmobileがラインアップされています。
こちらは付属のクリップでスマートフォンを挟み込む事でどの様なスマートフォンにも取り付けられる様になっています。
これは以前リリースしたスマートフォンでも使えるULHminiが、スマホ用の拡張レンズを取り付けた上で使用すると言う前提だったので、必ずレンズを取付なければいけなかったのですが、このULHmobileはスマートフォン単体で利用できるのが特徴です。

また撮影方法はULHgoと同じで、ULHmobileを窓ガラスに押しつけながらスマートフォンを撮影したい被写体に向けて角度を変えて撮影するのがポイントで、元々カップが小さいのでULHgoの様に片手でULHmobileを抑えていなければならないと言う事はくしっかりと両手でスマートフォンを持って撮影できる様によく考えられています。

もし貴方が水族館で写真をよく撮影するのであれば、このULHは本当に映り込みなく綺麗に水槽の中を撮影する事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/jsdesigns/ultimate-lens-hood-20-ulhmobile-and-ulhgo

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