これから次第に寒くなって行くと温かなインスタントスープやコーヒーやココアと言ったドリングが飲みたくなりますが、みなさんは飲み干した後にカップの底にスープの粉が残っていて悔しい思いをする事ってたまにありませんか?
特に熱い沸騰したお湯を入れてよくかき混ぜてもコーンスープの様な粘性の高いスープはよくカップの底の縁に粉が固まった状態で残っている事がよくあります。
そこで今回はお湯を注ぐと自動的にかき混ぜてくれるマグカップ「Magic Cup」をご紹介致します。
磁力で自動攪拌
まずこの「Magic Cup」の1番の特徴は、バッテリーフリーでカップの中のドリンクがかき混ぜられると言う事です。
ただそれには条件があり、注ぐお湯が50℃以上100℃以下で、できるだけ熱い方がより長くそしてよりパワフルにかき混ぜてくれるのですが、何故熱いお湯を注ぐだけでかき混ぜられるのでしょうか?
それにはスラーター(マグネチックスラーター)と言う器具とペルチェ素子が関連しています。
スラーターと言うのは理科の実験等でビーカーの中の液体をかき混ぜる為の器具で、台となるスラーターの中には回転する磁石や、磁界の変化するコイルが内蔵されており、ビーカーの中に入れた回転子(と言う磁石が内蔵された羽)がスラーターの動きに合わせて磁力で引っ張られて回転する事でワイヤレスでかき混ぜる事のできるとっても便利な器具です。
次にペルチェ素子は半導体の一種で、電気を流す事で片面は発熱し、もう片面は冷却されると言う性質を持っており、冷蔵庫の冷却装置としても使われている他、片面を熱し、もう片面を冷却する事で発電できると言う一面も持っており、発電機としても利用されています。
そこでこの「Magic Cup」では、そのペルチェ素子をカップの中に入れた熱湯で熱する事で電気を作り出し、その電気でカップの底に埋め込まれたマグネチックスターラーを動かす事で、カップの底に入れた回転子が回転してかき混ぜる事ができる様になっているのです。
自動でかき混ぜるメリット
では自動でかき混ぜられる事でどう言ったメリットがあるのかと言いますと、まずかき混ぜると言う手間が省ける事と、かき混ぜる為のスプーンをたった1本だけですが洗わなくて済むので洗い物が減ると言うメリットがあります。
次にお湯を注いだ直後からかき混ぜ出しますので、コーンスープの様な粘性の高いドリンクが溶け残る事がない事が挙げられます。
一般的に溶け残るのは、水分を含んだ粉同士が液体に溶け込むのではなく凝固してしまう為で、この「Magic Cup」の様にお湯を注いだ直後からどんどんかき混ぜて行ければ手でかき混ぜてもほぼ完璧に近い状態で粉を底に残さずにかき混ぜる事ができるのですが、たいていはお湯を注いでからスプーンを入れてかき混ぜるので残ってしまうのです。
またこの「Magic Cup」は内容量320mLと、ちょうどカップスープを作るのに丁度良いマグカップな上に食洗機での洗浄も大丈夫ですのでインスタントスープ好きな方にはオススメです。
また大手ECサイトで回転子やスラーターで検索をかければ色々な形をした羽も見つける事ができますので、興味を持たれた方は是非、探して見て下さい。
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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