スマートフォンを使って顕微鏡で撮影したのと同じ様な拡大写真を撮影する場合にはマクロレンズと言う非常に倍率の高いレンズが必要となります。
そして実際に今までにもいくつものメーカーからかなりの数の製品がリリースされており、私も持っているけれど今のスマートフォンには合わないので使えなくなったと言う方も少なくないでしょう。
と言いますのは、マクロレンズに限らず望遠や広角レンズにしても、スマートフォンにはカメラの様なレンズを固定する為のマウントがありませんので、スマートフォンケースを加工してマウントにするか、クリップのついたレンズでスマートフォンのカメラのレンズを覆う様にスマートフォンを挟むかになり、前者のケース一体型のものはスマートフォンを新しく買い換えると再利用不可な場合が多く、後者のクリップもレンズの位置によっては挟めない場合もあります。
そしてそれよりもマクロレンズの1番の懸念は被写体を照らし出す照明です。
マクロレンズは被写体は何百倍に拡大して撮影しますので被写体との距離は数ミリになりますので、被写体をスマートフォンが完全に覆ってしまい部屋の照明だけでなくスマートフォンのフラッシュも当たらないので真っ暗かノイズが入った状態でマトモに撮影できないと言う状況になります。
そこでマクロレンズはスマートフォンのフラッシュライトの光を誘導して被写体を明るく照らし出したり、自らLEDライトを内蔵したりして被写体を照らし出したりするものがあり、前者の場合は機種が異なるとレンズとフラッシュの位置関係が変わり使えなくなる事があり、1つ買えばずっと使い続けられると言う製品は本当に数種類です。
そこで今回は、コンタクトレンズの様にスマートフォンのレンズに貼り付ける事で機種変しても使い続ける事のできるマクロレンズ「iMicro C」をご紹介致します。
ナノサクションパットで脱着容易
まずこの「iMicro C」はナノサクションパットと言う、目に見えない無数の吸盤の集合体によってレンズに吸着する様になっていますので、スマートフォンのレンズの中心軸と「iMicro C」の中心を合わせてスマートフォンのレンズに押し当てるだけで簡単に吸着する様になっています。
もちろん振ったり振動を与えたりしても外れる事はありませんし、ナノサクションパットは接着剤ではないのでスマートフォンのレンズ側にノリが残ると言う事もない、何度も貼ったり剥がしたりでき、吸着力が弱くなれば流水で「iMicro C」を洗ってやればまた元の粘着力を取り戻す上にリアルにスマートフォンのカメラのレンズの上から貼り付けるだけなので機種が変わっても使えなくなると言う事は、この「iMicro C」では全くありません。
フォーカスリングで集光
そしてこの「iMicro C」では焦点距離をかせぐ為にフォーカスリングと言う「iMicro C」に被せるアクリル製の透明な円筒形の筒が付属しています。
この筒の中に見たい被写体を入れる事で簡単に撮影したかった被写体にフォーカスを当てる事ができるだけでなく、その透明性を生かして外光やスマートフォンのフラッシュライトの光を透過して被写体に当たる様に工夫されていますので、暗くて撮影できないなんて事はありませんし、よくそこまで考えられています。
そんな「iMicro C」の最大倍率は250倍、最大解像度は5μmとなりますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
この記事へのコメントはありません。