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底厚が3mmもあるのに、重さは従来の鉄製フライパンの半分なカーボンスチール製フライパン「Carbon Steel Pan」

鉄製のフライパンの良さはよく分かっているけれど、鉄製のフライパンは手入れも大変な上に重いので、なかなか思い切って鉄製のフライパンに変えられないと言う方は少なくありません。

鉄製フライパンは上手に使えば、フッ素加工のフライパンの様に焦げ付いたりする事がない上に、フッ素加工のフライパンの様に加熱しすぎるとフッ素コーティングが剥がれると言う事がないので、割とハードに使っても問題ありませんが、アルミ製のフッ素加工のフライパンはフッ素加工が取れてしまいますので加熱のし過ぎはNGですし、揚げ物はもちろんのこと、カラ焼き等もNGです。

また熱伝導性や熱の保持能力が高く、アルミ製のフライパンですと火の当たっている部分だけが過熱されて火の当たっていない部分は温度が引くなり加熱ムラを生じさせますが、鉄製のフライパンではそう言う事がありません。

と言う様に昔から使われて来た鉄製フライパンは調理道具としてはまさに理想的な調理器具なのですが、とりあえず重いので、特に女性が使うには大変です。

そこで今回は、同等サイズの鉄製フライパンのほぼ半分の重さのカーボンスチール製フライパン「Carbon Steel Pan」をご紹介致します。


カーボンスチールとは?


一般的に鉄製のフライパンは鋳鉄と言って、溶けた鉄を砂で作った型に流し込んで冷やし固めて作るのですが、この「Carbon Steel Pan」で使われているカーボンスチールは日本語で言うと炭素鋼となり、鉄と炭素の比率が99:1で1%の炭素を含むこの「Carbon Steel Pan」に使われている炭素鋼は高炭素鋼と言う部類の金属になります。

そしてこの高炭素鋼は刃物や車軸、バネやレールと言った用途に主に使われており、硬さとしなやかさを合わせ持っている金属なのですが、ステンレスではないので手入れを怠ると錆びますので鉄製フライパンと同じ様に扱わないといけませんが、この「Carbon Steel Pan」は底厚と言ってフライパンの底の金属の厚みが3mmもあるにも関わらず、10インチのフライパンの重さは約1.7kg、そして12インチのフライパンの重さは約2kgと、同等サイズの鉄製のフライパンと比べると半分の重さしかないので女性でも扱い易くなっています。

しかも底厚は3mmと非常に厚いことから熱もフライパン底面に均一に伝わりやすく、食材を均一に加熱する事ができるだけでなく鉄製フライパンの保熱能力を生かしてじっくりと焼き上げる事ができる他、鉄分の補給効果もあります。


エッジが立っているので20%広い


そしてこの「Carbon Steel Pan」は、一般的な鉄製のフライパンが鋳物なのに対して鋼板を打ち抜いて作られいますので、フライパンの底面から側面へかけてのエッジが立つ様に加工してあり、同サイズの鉄製のフライパンと比較して20%程度底面積(フライパンの底)が広くなっています。

つまり底面積が広いと言う事は一度にたくさんの食材に火を加える事ができると言う事ですから、調理時間が短くて済みますし、炒め物等も加熱ムラがあったり焦げたりと言う心配がありません。


手入れや扱いは一般的な鉄製フライパンと同じ


と言う様にこの「Carbon Steel Pan」は軽くてとても使い易いフライパンなのですが、鉄製である事には変わりませんので、手入れの仕方は一般的な鉄製フライパンと同じです。

1.まずは製造時にフライパンに塗られた錆止めを取るためにカラ焼きした後に洗剤を使って洗い流します。
2.油をタップリ注いで弱火で加熱し、油から煙りが出て来たら油を捨てます。
3.フライパンに残った油を綺麗に拭き取ったら、200°に熱したオーブンにフライパンの上下を逆さにして入れて1時間焼きます。
もしオーブンに入らないのならくず野菜等を炒めてフライパンに油を馴染ませます。
4.フライパンを冷ましたあと、キッチンタオル等を使って新しい油をフライパンの外と内側に塗ります。

そして日常使った後は水洗いした後に綺麗に水分を拭き取り、最後に新しい油をフライパンに塗り込んで収納する、これが基本です。そうする事で酸化被膜が形成されてフライパンは錆びません。

ちなみに持ち手には取り外し可能なシリコン製のグリップがついていてフライパンが持ちやすい様に考えられていますので、詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/misenkitchen/misen-carbon-steel

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