GaN(窒化ガリウム)を使用した半導体が起こした充電器、USB電源のイノベーションは、小型化と高出力と言う相反する要求を満たしつつ進化し、次なる進化は多ポート小型化へと移って行っています。
そこで今回は、外に持って出やすいポケットサイズの、現時点で電力密度0.79と言う世界最高の性能を持ったUSB-C PD対応電源「VITE」をご紹介致します。
電力密度って?
電力密度と言うのは単位面積あたり、単位体積あたりの電力の事で、この「VITE」は大きさが3.64インチcm×3.13cm×7.21cmなので、体積は82.144972cm³となり約82cm³となります。
そして最大出力電力、この「VITE」は65Wなので、65を82で割ると約0.79となり、この「VITE」の電力密度は0.79となります。
一方、AppleのMacBook等に付属している電源ユニットの場合、96W出力の電源アダプタの電力密度が0.53、85Wタイプが0.47、61Wタイプが0.39、30Wタイプのものが0.34と言う電力密度である事を考えると0.79と言う数値はかなり飛び抜けており、高性能さが数値からもよく見て取れます。
USB-C1は最大45W出力を確保
次に最大65W出力と言っても全てのポートを合わせて65Wになりますので、各ポートに対する振り分けが重要になって来ます。
と言いますのも、この「VITE」で採用している充電規格USB-C PD(Power Deliver)もQuickChar2.0もベースとなる電圧は可変なのですが、接続時に決めた電圧を後から変える事はできず最後までその電圧で充電しますので、例えば5Vで充電を始めればUSB-C PDは最大3Aで最大15Wでしか出力できませんし、この「VITE」で採用しているQC2.0は5V/4.5Aの22.5Wが最大になります。
つまり複数ポートを使って充電する場合、全てのポートを足して65Wなのではなく、充電電圧における最大電流・電力を足して65WがMAXになりますので、実際に流れるのは30W+10W+5Wの合計45Wになったりする事もあると言う事です。
そしてこの「VITE」ではUSB-C1とUSB-C2は最大USB-C PDで45W出力が可能なのですが、USB-C1が優先となりUSB-C1 45W + USB-C2 18WがMAX出力となります。
また3ポート同時に使用した場合は45W(USB-C1)+10W(USB-C2)+10W(USB-A)となっているのですが、MacBook Pro等を同時に充電する事を考慮してUSB-C1は最低でも45W出力を確保している所がこの「VITE」の特徴で、それにプラスしてiPadとiPhoneを充電する場合は最大10Wでしか充電はできませんが、充電バランスはよく考えられています。
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