MacBook ProやSurfaceだけではなく今はSONYのVAIOもLenovoのThinkPadも、DELLやHP、NECと言った各社のノートPCの多くのモデルで電源端子を独自のものからUSB-C充電から切替ている事から、この傾向はノートPCにおいては非常に強く、これから新しくリリースされるノートPCはUSB-C PDによる充電へとどんどんとシフトして行く様子を呈しています。
しかもUSB-C PD(Power Deliver)充電対応のノートPCはUSB-C PDでは最大の100W充電に対応していますので充電器も100W対応のものを選んでおくと間違いありませんが、iPad Proや第4世代のiPad AirがUSB-C充電になった様にこれからのタブレットやスマートフォンも含めてUSB-Cへと移行する傾向がますます強くなって行きます。
そこで今回は将来的な事も考えてよりパワフルな200W充電器「ThunderGo」をご紹介致します。
200Wが必要な理由
では何故200W充電器が必要なのかと言いますと、今市販されているUSB-C PDに対応した充電器には18W, 20W, 45W, 60W, 100Wと言った様な出力容量のバリエーションがありますが、このワット数は1ポートあたりの出力ではなく、充電器全体の合計出力を表示しているからです。
例えば45Wの充電器にUSB−Cポートを2ポートとUSB-A1ポートがついていたとします。これに3つのデバイスを接続して充電すると20W+20W+5Wみたいな出力配分となり、iPad Proは20Wもあれば急速充電できますが、5WではiPhoneは通常充電ですし、20WではMacBook Airは充電できますが、MacBook Proは充電できません。
と言う様に複数のデバイスを同時に急速充電するにはそれに見合ったパワフルな電源が必要だからです。
出力配分
ではこの合計200W出力の「ThunderGo」の出力配分はどうなっているかと言いますと、USB-C1,C2は最大100W出力が可能で、USB-C3は最大65W,そしてUSB-AはPPS/QC3.0/QC2.0の急速充電規格に対応しており最大60Wとなっています。
では複数のデバイスを接続した時はどの様な配分になるのかと言いますとUSB-C1とC2の2ポートのみならそれぞれ100Wが最大で、USB-Cを3ポート使用すると”USB-C1:USB-C2:USB-C3 = 100W:65W:30W”と言う配分になります。
またUSB-Aを含めて4ポートを同時に使うと”100W:65W:(C3+USB-Aの合計で)25W”と言う杯分となり、USB-C1ではどの様な場合でも必ず最大100Wが確保でき、USB-C2においても65Wが確保されますので、MacBook Proを2台持ちされている方であればこの「ThunderGo」1台で2台をバッテリーの減りを気にする事なく使う事ができます。
クレカサイズで携帯性もバツグン
そしてまた、MacBook Proの充電アダプタがあのサイズですから200W出力のこの「ThunderGo」は大きくて重いと思われるかもしれませんが、GaN(窒化ガリウム)と言うパワー半導体を使う事で83×63×35mmと断面積はほぼクレカサイズと言う小ささで、重さもたった320gと350ml缶よりも軽くなっており携帯性も良く、スリングバッグなどに入れて持ち歩いても苦にはならないサイズと重さとなっていますので、iPhone 12に買い換えてUSB-C充電器を探しておられる方はこの機会に検討されてみても良いかもしれませんので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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