最近、外付けSSDの中でもスティック型のM.2 SSDはコンパクトや上に転送スピードも早く、価格的には同容量サイズのUSBメモリと同等の価格かそれ以上に安価なものもあり注目を得ていますが、実はM.2 SSDには2つの規格があるってご存じですか?
あるのは知っているけれども、どう違うのかハッキリとは知らないと言う方にも覚えておいて欲しいのが、メモリーとのデータのやりとりをする通信方式、伝送方式としてHDDでも使われているSATA(M.2 SSDにはmSTATと言う規格があります)とPCIeと言う2つの方式があり、後者のPCIeはビデオカード(ビデオボード)等の拡張ボード等との通信方式として開発された通信規格である事から、非常に高速な通信が可能で、M.2 SSDにおいては、高速に読み書きができるSSDが欲しければ”PCIe3.0×NVMe”ないし”NVMe”等と表記されものを選ぶのがベストです。
そこで今回は、高速で読み書きが可能なNVMe M.2 SSDを内蔵したUSB-Cマルチハブ「TurboHub」をご紹介致します。
何故MacBook Pro専用!?
では何故、この「TurboHub」がMacBook Pro専用なのか?
それはこの「TurboHub」のインタフェースにあります。「TurboHub」には本体のケースから直接USB-Cコネクタが飛び出ており、直接ケースをPCにUSB-Cコネクタに差し込むのですが、デュアルタイプ(USB-Cコネクタが2本出たタイプ)はUSB-Cコネクタのコネクタピッチ(幅)がMacBook ProのUSB-Cコネクタに合わせてあるからなのです。
ですからMacBook Pro専用となる訳なのですが、オプションでシングルタイプも選ぶ事ができます。
但し最大1Gbps通信が可能なRJ-45(LAN端子)脇のThundirbolt 3コネクタにThundirbolt 3対応の外部装置(外付けの記憶装置やGPU)を取り付けても、同時にUSB機器を接続したりHDMI端子を使って外部モニターを使用したりメモリーカードからデータを転送している様な場合は1つのThundirbolt 3ポートのリソースを分け合って使っていますので、本来のThundirbolt 3が持つ40GB/sでの通信は出来ず通信スピードは共有している装置分、落ちますのでご注意下さい。
なおコネクタ保護用のカバーにはデュアルタイプであっても他のUSB-Cコネクタを装備したPCやタブレット、スマートフォンと言ったデバイスに接続できる様に延長用のUSB-Cコネクタが内蔵されていますので、あえてシングルタイプを選ばなくても大丈夫です。
交換可能なNVMe M.2 SSD
そしてこの「TurboHub」ではNVMe M.2 SSDを内蔵しており、ラインアップは1T, 2T, 4Tの3バリエーションなのですが、何とこの「TurboHub」はケースを外す事ができるだけでなく、中にインストールされているNVMe M.2 SSDを自分で入れ替える事が出来ます。
ですのでいきなり高価な4Tを導入するのではなく最初は1Tタイプしておき、容量が足りなくなれば4Tに交換、元々入っていた1Tはthundirbolt 3接続が可能なケースに入れ替えて使うと無駄がありませんし、もしM.2 SSDだけが壊れてしまった様な時も入れ替えられる事で無駄にはなりません。
そして何より魅力的なのは読み書き共に最大950MB/sで読み書きが行えますので、内蔵のSSD同様にストレスなく「TurboHub」を使い動画の編集等も行えます。
他のポートも意外に高速
またこの「TurboHub」の目玉はSSDを内蔵している事ですが、それ意外のポートも地味に高速通信が出来る様に設計されているのが見逃せません。
特にSDカードリダーはUHS-IIに対応しており、UHS-II対応のSDカードを差し込むと最大300Mbpsで高速で読み書きを行う事ができる様になっています。
更に(リアルに40GB/s通信可能な)Thundirbolt 3ポートを備える他、USB-AもUSB-CもUSB-C 3.1 Gen2に対応しており最大10Gbpsでの通信が可能です。
またUSB-Cは給電用としても使え、最大100WでMacBook Proを充電可能な他、HDMI端子もHDMI 2.0をサポートし4K@60Hz出力に対応しているなどUSB-Cマルチハブとしても優秀な製品となっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://igg.me/at/turbohub-external-ssd-drive-for-laptop/x/7929074#/
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