最近はLiDARセンサーなどのレーザーを使った計測機が車両に搭載されたりする事による量産化の影響で、レーザーを使った距離計が昔とは比べものにならいくらい安価になっています。
そこでここ数年、部屋の寸法だけでなく建物の高さなどを三角測量によって測量できる様なレーザー距離計もあったりと長い距離を正確にそして瞬時に計測できる様になっています。
それによって部屋の模様替えをしたりする際にメジャーを使って時に部屋のサイズや家具の大きさを測るると測り方によって誤差が多かれ少なかれ出ますので、買って来た家具が微妙に収まらないなんて事故が起こったりする事がありますが、レーザー距離計であればそう測定するポイントさえしっかりと定めて計測すればそう言った誤差は出ません。
ただレーザー距離計ってそう言う大きなものや空間の距離を計測するには便利なのですが、それ以外の使い道がありませんので、建築やインテリアの仕事をされている方でないと使う機会が少ないので、便利なのは分かっていても購入の二の足を踏む計測機でもあります。
そこで今回は、距離以外にも、定規の様に長さを測ったり地図上で道のりを測ったりする事もできるマルチメジャー「MEAZOR」をご紹介致します。
最大25mまで0.1mm単位で計測
まずこの「MEAZOR」のレーザー距離計としての機能としては他の同ジャンルの製品と比較すると少なく、他のレーザー距離計では三角測量や部屋の面積や体積を自動的に計算できるモードなどを備えているのに対して、この「MEAZOR」では距離(長さ)しか計測できません。
しかも計測可能な最大距離は25mと建物の高さを計測したり、ちょっと離れた建物から建物、木から木の距離を計測したりするには少し能力不足な点はありますが、解像度は0.1mm単位で計測する事ができますから、例えば家具の大きさをミリ単位で計測したいと言う様な時はこの「MEAZOR」は便利です。
またベレラーとしての機能も持っており水平を出したりする機能も持っていますので、部屋の壁から壁までの距離を計測したりする様な際にはレーザーがまっすぐ水平には飛んでおらず斜めに飛んで実際の距離よりも長めに計測してしまう様な事もレベラーとしての機能があるので防げます。
ただこの「MEAZOR」がレーザー距離計として残念なのは両端からレーザーが出て部屋の中央で部屋の幅を計測すると言った計測ができない事で、この「MEAZOR」は必ず壁から壁への計測となります。
空間測量
次にこの「MEAZOR」の目玉機能とも言えるのが空間測量機能です。
オプションになっている三脚や一脚そして市販の三脚の先端にこの「MEAZOR」を取付け、空間測量モードにして360°「MEAZOR」を回すだけで部屋の形や大きさを自動的に計測してくれるのです。
しかも計測したデータはそのままスマートフォンへと送られ、アプリ上で扉の位置や窓の位置などを書き加えて見取り図を作ったりする事ができますので、インテリアや内装の仕事をされていたりされるする方であれば、図面がなくともこの「MEAZOR」だけで図面を簡単に起こす事もできますので、なおさら便利です。
ローラーメジャー
また「MEAZOR」にはローラーメジャーの機能がついているのも見逃せません。
ローラーメジャーは車輪の様なものを計測したい線やエッジ、ものに沿わせて動かす事で長さを計測できるメジャーで、曲線や凹凸があったりする面の長さを計測するにはとっても便利なメジャーがレーザー距離計と一緒になっているのですから、この「MEAZOR」は最強のマルチメジャーと言っても過言ではありません。
更に「MEAZOR」だけで縮尺の設定もできますので、地図などで距離を計測したりする時も「MEAZOR」で計測した長さから縮尺寸法を掛けなくても「MEAZOR」のモニターに実際の距離が表示され計算が計算が省けるだけでなく、計算間違いをしてしまう事もなく安全ですので、もし興味を持たれた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/hozodesign/meazor-the-future-of-measure
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