MagSafe3はご存じの様に2021年以降に発売されたMagBookにおいて復活した磁気充電システムで、現在のところ16インチのMacBook Proに付属しているApple純正の充電器が140Wですので、140W(28V/5A)まで充電電流を流す事は分かっていますが、それ以上のスペックは公開されていませんのでこのケーブルで何ワットまで流せるのか、充電以外の用途に使えるのか、そう言った事は一切判明していません。
しかも純正のケーブルは6580円と非常に高価な上に互換性ケーブルは2年経過しても販売されていないのですが、今回紹介する「Mag3Pro」は、その第1号であるだけでなく、何とデータ通信や映像出力までも行えるマルチなケーブルなのです。
MagSafe3互換
今回紹介する「Mag3Pro」は見た目はMagSafe3互換ケーブルにそっくりな5ピンコネクタを持つ接続コネクタなのですが、MagSafe3に見た目がソックリなだけではなく何と2021年以降の発売されたMagSafe3コネクタを備えたMagBookに接続して充電する事が出来るのです。
しかもこのケーブル「Mag3Pro」は、USB-C PD(Power Deliver)で240W(48V/5A)での充電に対応しており、現行のMacBookは16インチのものが最大140Wで充電する事は可能ですが、140W対応と謳っている充電ケーブルであっても本当の所は140Wで常に充電できる訳ではなくケーブルの発熱によって充電電流は減少します。
ですので、結果的には同じ140Wの電源を使って充電すると言った場合でも、この「Mag3Pro」の様に240W充電に対応したケーブルを使って充電する方がより高速で充電する事が出来ますし、Appleの製品の説明にも240Wケーブルで充電する事で高速充電が可能になると言う事が書かれていますので、純正ケーブルよりも安価でより高速に充電できると言うのは魅力的です。
USB-C変換コネクタを使う事で高速データ転送や映像出力も可能
次にこの「Mag3Pro」にはUSB-Cの変換コネクタが付属しているバリエーションも用意されており、MagSafe3を搭載していないMacBookだけでなくUSB-C PD(Power Deliver)充電に対応したWindowsPC等もMagSafe化する事が出来ます。
更にMagSafeは5ピンでしかコネクタ同士は接続されずUSB-Cは20ピンである事からどの様にして不足しているピンがなくてデータ転送できるのかは分かりませんが、USB4規格で最大40Gbpsの高速データ通信にも対応しています。
更にこの「Mag3Pro」では4k@60Hzでの映像出力にも対応していますので、今よりより安全にディスプレイを接続したり外付けHDDを接続したりする事が出来ますし、もしケーブルを引っかけてもMagSafe3が外れてくれるため、モニターや外付けHDD、ノートPCが飛んだりする様な事も、もうありません。
スマホやタブレットにも使用可能
そしてこの「Mag3Pro」が使えるのは何もノートPCだけではありません。
インタフェースはUSB-Cですので、iPhone15シリーズやiPad Pro、iPad Air等にも磁気充電コネクタとして使用する事が出来ますし、従来使っている充電ケーブルよりもより高速で充電できる環境をAndroidスマートフォンやタブレット等にも提供してくれますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。