電子回路を設計するにあたって基本的にはプラス電源を利用して設計しますが、センサーの中には-3.3V、-5Vと言ったマイナス電源が必要なものもあります。
そう言った時私たちは安定化電源を一般的には使用しますが、たまに屋外で実験したりする際にブレットボード上に組んだ回路と安定化電源、ポータブルバッテリーを持って行って実験する事があるのですが、ポータブルバッテリーと安定化電源ってどちらも大きいので、できれば軽くて手軽に使えるポータブルなマイナス電源も取れる実験用の電源があれば良いなと思う事があります。
そこで今回は、そう言った思いをされている方にオススメなマイナス電源を取れるブレッドボード電源「Mini Power Station」をご紹介致します。
−12Vまで取れる電源ボード
今回紹介するブレットボード電源の魅力点は-12Vまでのマイナス電源が取れる所です。
こう言ったブレットボードで使える電源ユニットはロジック回路を動作させるので基本的には3.3Vないし5Vあれば十分ですので、マイナス電源も-3.3Vや-5Vが取れれば、ほぼ問題はありません。
ですがセンサーの中には5V以上の高電圧が必要なものもありますので-12Vのマイナス電源が取れるこの「Mini Power Station」は非常に魅力的ですし、プラス電源も+12Vまで取れますので、車載向けの制御回路などを製作される方には非常に使い勝手の良い電源で、3.3Vや5Vもプラス・マイナス両方の電源が使えますし、プラス電源だけですが9Vまではボリュームで可変調整して出力する事ができますし、利用する電源の出力が5V以上あれば25Vまでのプラス電源を作る事も可能です。
45W出力以上のUSB-C PD対応電源を使えば最大1.5A出力が可能
次にこのブレットボード電源「Mini Power Station」の魅力的な所はUSB-C PD(Power Deliver)対応のUSB電源ないしモバイルバッテリーで45W以上の出力があるものであれば5V以下の電圧であれば最大1.5Aの電流が取り出せる事で、12Vでも最大1.2Aの電流が取り出せますので、例えば車の室内灯をLEDを使って自作したと言った場合、手元にあるUSB-C PD対応のモバイルバッテリーでも点灯点検が可能ですし1Aも出力が得られれば2〜3mのテープLEDも余裕で点灯させられるので非常に使い勝手の良い電源ユニットと言えます。
また最大5V/2AのモバイルバッテリーやUSB電源でも電流は最大0.1Aとわずかですが-12V電源を使う事もできますの、車のバッテリーなども電源として幅広く利用可能です。
ターミナル端子も付属
そしてまた「Mini Power Station」にはターミナル端子を使って電源を取り出すアダプタも付属していますので、直接ターミナルにケーブルを差し込んで電源を取得できる事からケースなどに入れて安定化電源としても利用する事ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/wissa/mini-power-station
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