みなさんは日本近海にも人食い鮫が住んでいるってご存じでしたか?
さずかにジョーズに出て来る様な8mクラスのホホジロザメは存在してはいないものの、沖縄、瀬戸内海、東京湾近郊や東北でもホホジロザメは目撃されていますし、この他にもイタチザメ、オオメジロザメと言った人食い鮫が日本近海には生息しており、特にダイバーやサーファーの方は沖合にまで出ますので気を付けなくてはいけません。
ですがいくら気を付けていても、人食い鮫に見つかって追いかけられ何事もなく逃げ切る事が出来ば良いのですが、実際に日本においても人食い鮫による死亡事故もおきていますので備えだけはしておくべきです。
そこで今回は、サメに襲われた時に被害を軽減するダイブ用とサーフ用のウェットスーツ「Shark Stop Wetsuits」をご紹介致します。
サメの歯から身を守るUHMWPE
今回、サメの鋭い歯から身を守る為に採用されたのがUHMWPEナノファイバー(超高分子量ポリエチレンナノファイバー)と言う素材です。
このUHMWPEナノファイバーの強度と重量の比率は防弾チョッキにも使われているケブラー素材よりも1.5倍高く、鋼よりも8〜15倍高くなっています。
ただそれだけ強度が高いと硬くて重いと言うイメージをしてしまいますが、UHMWPEナノファイバーは高弾性率と耐摩耗性に加えUV耐性を備えているだけでなく軽量なので、甲冑(鎧)の様な動きにくさは全くなく、みなさんがいつも身に着けているウェットスーツと同じ様に動く事ができます。
そしてこの「Shark Stop Wetsuits」ではウェットスーツではよく使われている耐熱性、耐寒性に優れているだけでなくクッション性も兼ね備えているネオプレン(発泡性ゴム)をUHMWPE生地で挟む事で、噛まれたとしてもサメの歯がウェットスーツを突き抜けて身体に深く食い込まない様にする事で致命傷を負わずに済む様になっています。
切り立った岩場を潜ると言った際にも
また「Shark Stop Wetsuits」はサメの歯だけでなく、刃物や鋭く際立った岩場などからも身体を守ってくれますので、珊瑚礁やゴツゴツした岩場を潜ると言った際や難破船の中を探索すると言った際にも肌を傷つけずに済みます。
ただ、あくまでも切り傷を防止すると言うだけで潮に流されて突き出た岩場が肌に刺さったと言う様な時はそれなりの痛みは感じますし、サメに噛まれた際にも歯がウェットスーツを突き抜けて身体に刺さると言う事が避けられるだけなので、大型の人食い鮫に噛まれた際にはそれ相応の圧力で噛みつかれますので、骨折したりと言う事は十分に考えられますので、いくらこの「Shark Stop Wetsuits」を着ているかと言っても人食い鮫に向かって行くのうは無謀ですので必ず退避行動を取る事が重要です。
なおダイブ用、サーフ用どちらも男性用、女性用以外に子ども用もラインナップされていますので、詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/sharkstop/shark-stop-wetsuits
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