今、太陽光発電の世界においては、発電効率を上げる事よりも、パネル面積を広げる事でより多くの電力を得ようと言う方向へと移って行っています。
その中でも最も注目されているのがフィルム型のソーラーパネルで、透明フィルムに発電用のパターン回路を形成する事で、外観を損なう事なく建物の窓や壁に貼って発電するという事が想定されており、実際にこれが実現すれば、電力事情と言うのは非常に改善します。
ただまだフィルムタイプのソーパーパネルはまだまだ実験室レベルで実用化にはまだまだハードルがあると言う事で今回は、実用性も兼ね備えたテーブルとしても使えるソーラーパネル「YH300」をご紹介致します。
テーブルにもなるソーラーパネル
今回紹介する「YH300」はソーラーパネルの四隅に足を取り付ける事でテーブルとしても活用できる様にしたのが画期的な所です。
では今まで何故、同じ様なコンセプトの製品がなかったのかと言えば、それはソーラーパネルの発電の仕組みにも関係しています。
と言うのはソーラーパネルにはセルと呼ばれる小さなソーラーパネルがいくつも並んでおり、これらセル同士が直列に接続されており、パネルの上に影が出来ると、その影になってしまったセルで発電できなくなるだけでなく、そのセルがある系統全てで電気が流れなくので、発電量が極端に落ちるだけでなく実際に日光が当たって発電しているセルでは、電気が流せなくなる事で発電した電力を熱に変えて放熱しようとします。
つまり、パネルそのものが発熱してしまい、最悪は発火する場合もあるからです。
ですが近年ではセルを全て並列で接続する事で、影ができても影響がない様な設計になって来ていますので、テーブルにして、パネルの上にモノを乗せて発電できないセルが出来たとしても発火事故が起こる事がない様になっていますので、この「YH300」も安心安全に使えます。
またテーブルにする為の足がある事で、例えば発電に専念させた場合は片側の足だけを出して斜め傾け、太陽に対して垂直に光が当たる様に設置する事でより効率的に発電させる事ができます。
優秀なポータブル電源
またこの「YH300」はバッテリーを搭載しており、発電と同時に搭載されたバッテリーに対して蓄電ができる他、そのバッテリー容量は510Whと非常にパワフルで、出力ポートもUSB-Aが5Wと10.5W、QC3.0の急速充電規格に対応した最大18W出力の3つのポートを備えています。
そしてUSB-CポートはUSB-C PDに対応しており最大45Wでの出力が可能な他、最大出力12/5AのDC出力が2ポートあり、車載用のDC駆動の冷蔵庫であるとかファン、電気ケトル、炊飯器と言った様なものが使えますので、取りそろえておくとキャンプだけでなく災害時にも便利です。
その他便利な機能
そしてまた、「YH300」の天板中央には最大10WでQiワイヤレス充電が可能な送電用コイルが内蔵されており、スマートフォン等を置くだけで充電できる他、オプションにはなるのですが、ワイヤレスで給電して点灯するLEDランタンなども用意されており、ナイトキャンプを演出します。
また夜間で言えばテーブルの下面にはフットライト的に使えるLEDが搭載されており、キャンプ場での真っ暗な足下を照らし出してくれる他、Bluetoothスピーカーなども搭載しており、ミュージックでムードを上げられる様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/yh300/yh300-the-ultimate-multifunctional-portable-solar-table
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