USB-CポートしかないPCにとってUSB-Aポートや、Eathernet(LAN)ポート、HDMIポート、カードリーダーを備えたUSB-Cマルチハブはそれ1つで様々なデバイスに接続する事ができますので、費用対効果はもちろんのこと、予めUSB-Cマルチハブにケーブルを接続した状態で置いておけばケーブル接続の手間も省け、持ち歩くのであれば荷物を最小化する事ができます。
ただ従来のUSB-Cマルチハブには給電機能はなく基本的には外部のUSB-C電源から電源供給を受け、そしてUSB-Cマルチハブに接続したPCやタブレット、スマートフォンを充電しながら周辺機器を利用すると言う形が一般的な形態だったのですが、最近では給電機能を備えたUSB-Cマルチハブも増えて来ています。
そして今回紹介する「Power Hub PH1」も給電機能を兼ね備えたUSB-Cマルチハブの1つで、Eathernet接続機能を備えているのが特徴です。
3ポートで合計出力65W
今回紹介するUSB-Cマルチハブには電源回路が搭載されており、最大で合計65Wの給電能力を備えており、「Power Hub PH1」を利用するPCやスマートフォン、タブレットを接続するUSB-C1ポートはUSB-C PD(Power Deliver)充電規格に対応しており、最大60W(5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A)での給電機能とUSB3.2 Gen2規格をサポートしており最大10Gbpsでの通信が可能です。
そしてこの他に充電可能なUSB-C2ポートを備えており、こちらはUSB-C PDとQC3.0の急速充電規格に対応し、最大65W(5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A)での充電が可能です。
また2つあるウチの1つのUSB-Aポート(USB-A2)は充電機能のみでPC等々との通信機能はないのですが、急速充電規格QC3.0で最大18W(5V/3A、9V/2A,12V/1.5A)での充電が可能になっており、3つの給電可能なポートを同時使用する場合はUSB-C1は40Wの給電能力を保持しつつ、USB-C2とUSB-A2は合計で最大18Wの出力となります。
100Mbps Eathernet接続
次にこの「Power Hub PH1」には給電機能、充電機能を備えたUSB-CマルチハブにしてはEathernet(有線LAN)の接続ポートを備え最大100Mbpsでの通信が可能です。
これは例えば会社やホテル、カフェなど無線LANを備えている場所もあれば備えていない場所もありますので、そう言う場所において有線LANでの接続も出来る様にしていると言うのは案外重要で、特にフリーWiFi等はフェイクされたWiFiのフリースポットも存在し、そう言うフリースポットに接続するとPCやスマートフォン、タブレット内の個人情報を収集されたり、マルウェアを仕込まれたりすると言った被害に合ったりする事もあり、セキュリティーを考えると知らないWiFiに亜接続すると言うのは非常にリスクが高く、そう言う場所で有線LANの接続を持っていると言うのは安心・安全です。
映像出力はHDMI1.4
そして「Power Hub PH1」にはHDMI端子も備えており、モニターへの映像出力が可能なのですが、HDMI規格は1.4で最大4k@30Hzの画像出力になります。
ただここは注意が必要で、よほどハイスペックなPCではない限りHDMI2.0やHDMI2.1と言った4k@60Hzや8k画像出力を備えてたりはしませんので問題ありませんが、高解像度出力機能を備えたPCでこの「Power Hub PH1」を利用すると言う場合は注意が必要です。
またこの他にデータ転送用として最大480Mbpsまでのスピードでデータ送受信が行えるUSB-Aポートも1ポート備えていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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