ペン型ドライバーをいくつか持っていますが、ペン型ドライバーのメリットは軽くコンパクトなので長時間に渡ってネジの開閉作業を行っても疲れない事と携帯し易い事なのですが、デメリットとしてペン型と言う形状の制約上、高電圧・高容量のバッテリーを内蔵できない、トルク(力)の高いモーターを搭載できない、ギアボックスが内蔵できないと言う事でパワーが出ない事で、少しきつく締められたネジを外す際には電動では回せず手で回して外さなくてはならない上に、締めるのも最後は手で締め込まなくてはいけないので本当の補助的にか使えない事です。
ただそれでもネジを緩める、締めると言う過程の大半はモーターで回してくれますので作業が捗って非常に助かるのは事実です。
そんなペン型ドライバーの中にあってモーションでネジの開閉ができるペン型ドライバー「SES MAX&ULTRA」をご紹介致します。
ネジを回す動作で自動的に作動するドライバー
今回紹介するペン型ドライバーSESは、小生も所持し使っていますが、ネジを回す動作をするとそれを検出して回した方向にドライバービットが連動して回ってくれるのが特徴で、ボタンを押して回転方向を切り替えるドライバーと大きく違うのは人差し指をボタンに当てたままネジの開閉作業をしなければならずネジの場所等々によっては作業し辛い事があります。
一方でこのSESはと言うと、パワーボタンを押した状態でドライバーを回転させないとビットは自動回転しませんが、例えばボタンに親指を当てドライバーを握った状態でも回す事ができるため、マニュアル回転で最大30kgf.cmまで加えられる性能と合わせて非常に扱い易いドライバーになっています。
ただドライバーを垂直に立てた状態で軸をブレさせずに回転させないと連動してビットが回転しないと言う所が、最初、使い始めの事は何故回らないんだろう?と原因が分からず戸惑った所なのですが、慣れればアクションで回せると言うのはどっちに回すのだっけと考えてボタンを選択する必要がない上にオートにしておけばドライバーの回転角度で締め付けトルクが切り替えられるので、スマートフォンの修理などでは非常に便利です。
アプリで設定変更が可能
次に”SES MAX”はドライバーの性能としては従来通りで、付属ビットが初期バージョンから増えているだけなのですが、”SES ULTRA”はBluetoothでスマートフォンに接続する事で、面倒な設定変更がアプリ上に表示されたボタンをタップするだけで簡単に切り替えれると言うのが魅力的な所です。
またビットの回転スピードが”ULTRA”では少し回転させれば遅く、多く回転させれば早くと言う様にスピードコントロールできると言うのも大きく違う所です。
更にMAXとULTRAに共通している事項としてケースをマグネット付きのネジ置きとして使える様になっている事で、これで細かなネジを紛失しなくて済みますし、ケースに磁化と消磁機能を持たせてあるのもポイントの高い所です。
また初期バージョンではUSB-Cケーブルをドライバーに直接差し込んで充電しなければならなかったのですが、オプションで充電スタンドが用意されていたりケースの中に入れた状態で充電できる様になっていますので、充電も忘れずにし易くなっています。
58mmの延長ロッドが追加
そしてビットは全部で70本付属しているのですが、その中でも延長ロッドが付属する様になったので、少しネジ穴の深いネジも開閉し易くなっていますし、2.5mm〜5mmまで、0.5mmサイズ幅で六角ナットを回せるビット5本も追加され、この他にもスマートフォンに使われている様な特殊なネジを回す事ができるビットが豊富に追加になっていますので、ビットのラインアップを含めて詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/arrowmax/ses-max-smart-motion-control-electric-screwdriver-pen
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