みなさんはゲームをプレイするだけはなく、作ってみたいと思った事はありませんか?
学校の情報の授業でスクラッチ等を使って簡単なゲームを作ったけど、あんな簡単で面白くないものではなく、いつも遊んでいる様なゲームを自分でも作ってみたいと言う思いです。
ただゲームを作ろうと思うとプログラミングが出来なければいけませんし、その前にはプログラミング言語を学ぶ、習得すると言う地道な勉強が待っており、これがハードルを高くしている訳ですが、今回紹介するARゲーミングシステム「S-ARKADE」なら、プログラミングが出来なくてもゲームを自分で作る事ができちゃうんです。
部屋の壁をゲームフィールドに
今回紹介するARゲーミングシステム「S-ARKADE」はAR(仮想現実)を使っているのがポイントで、何もない真っ白な壁ではなく、テレビやキャビネットが置かれたままの壁、絵画などが飾ってある壁をそのままゲームフィールドとして利用するのがこの「S-ARKADE」の特徴で、実際に壁際に置かれた家具や壁にかけられた絵画やポスター、カレンダーは障害物として機能しますので、違った部屋でプレイすれば同じゲームでも違ったフィールドでゲームを楽しむ事が出来ます。
では実際に「S-ARKADE」をプレイする場合、すぐにはゲームはプレイできず初期設定が必要になります。
PC(Windows or Mac)に専用のアプリをインストールし、プロジェクターを接続し壁に映像を投影できる準備が出来たらまずは壁にある障害物やフィールドをマッピングして行きます。
マッピングが済めば今度はARで投影する障害物等を編集画面を使って実際に壁やPCの画面を見ながら置いて行き、ゲームフィールドが完成すればいよいよプレイで、最初の壁のマッピングを行うキャリブレーションがうまく出来ないと言う方はスマートフォンのカメラを使って自動的にマッピングすると言う機能も提供されていますのでご安心ください。
用意されているゲームは4つ
次に一体どう言ったタイプのゲームがあるのかざっと簡単にご紹介致します。
1つ目の”WALL-E-ROIDS”は宇宙戦争を題材にしたゲームで、戦闘機を操り隕石や惑星を除けながら敵を撃破して行くと言うゲームで、最大10人でプレイできるほか、チームに分かれてプレイするモードやデスマッチ、障害物をうまく避けてゴールを目指すと言うゲームが用意されています。
そして2ツメの”RAIDERS”はスーパーマリオの様なゲームで、岩が崩れて来たり、火山が噴火したりと言った接待雨林のコースを敵の攻撃をかわしながらゴールを目指すゲームです。
そして3つ目の”PONKANOID”は、ピンポンの”PONG”と ”ARKANOID”をかけ合わせた造語で、TRONにインスパイアされたゲームになります。
このゲームは跳ね回るボールをうまくゴールに押し込めたら加点されると言うゲームで、言うなれば感覚的にはエアホッケーに近いものがあります。
そして最後、4つ目の”TABLERACE”は見ての通りカーレースで、テーブルの上にレース場を作るとすると天井からプロジェクターを吊さないといけないため設置をどうするのかが悩ましい所ですが、実際にテーブルの上に置かれた置物や本などがゲーム中でも障害物として扱われ、ぶつかればもれなくクラッシュすると言う、正にARを直に体験できるゲームです。
リアルに加える事のできる障害物やアイテム
そしてこのゲームシステム「S-ARKADE」では実際にあるものをゲーム中に取り込んで障害物などにするだけでなく、後から加える事のできるちょっとした大きさの違うアイテムセットが2種類用意されており、フィールドをより簡単に複雑にする事ができます。
更に明るいプロジェクターを持っている事が前提にはなりますが、今度は室内ではなく屋外に出て自宅の壁をフィールドにしてゲームをプレイすると言う様な事も可能ですので、詳細な内容をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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