今ではHDDと言えばシリコンディスク、半導体を使ったSSDの方がノートPC等ではメインに使われていますが、HDD同様にデータを書き込み中に電源が切れた場合、書き込み途中のデータが失われるだけでなく、SSDに記憶されている全てのデータを損失する可能性もあると言う事がある事はご存じでしょうか?
更にSSDの場合はバスパワーと言ってPCだけでなくスマートフォン、タブレットから給電される電力で動きますので、ケーブル1本でスマホやタブレットに接続し、データをSSDにバックアップしたりと言った事も簡単に出来るのですが、スマホは搭載されているバッテリー容量も限られるので、SSDへの給電が不安定になりデータを損失すると言った事が起こります。
そこで今回はそう言った電力不足や給電をカットされても安心なM.2 NVMe SSDケース「Dockcase Explorer Edition」をご紹介致します。
キャパシタによってデータを保護
今回紹介するM.2 NVMe SSDケース「Dockcase Explorer Edition」はデータの消失を防ぐキャパシタを搭載しているのが他のM.2 NVMe SSDケースと大きく違う点です。
キャパシタと言うのは一時的に電気をためておく為のデバイスで、コンデンサとも言いますが、この「Dockcase Explorer Edition」ではデータを書き込み中にもしケーブルが抜けてしまったり、PCの電源が落ちてしまった様な時にキャパシタから電力を供給する事で、書き込み途中だったファイルがもし書き込めるのなら書き込み、書き込めそうもなければ削除する事で、動作中に中途半端に書き込み操作が終了する事でデータを損失したり、SSDそのものに書かれたデータ全てを損失するのを防ぎます。
SSDの状態を常に確認できるディスプレイ搭載
次にこのSSDケース「Dockcase Explorer Edition」には取り付けたSSDの状態を確認できるディスプレイを搭載しています。
HDDもそうですがSSDも円盤ディスクに書き込むか、メモリー半導体に書き込むかだけの差で、どちらにも寿命があります。
ただHDDは動作音などを聞いて寿命が近いなと言う事が分かりますが、SSDはその様な動作音すらしませんので、いきなり使えなくなります。
そうならない為にSSDの状態をチェックする様なアプリをPCにインストールしておいて常に確認しておくのがベターなのですが、ついつい忘れがちになります。
ですがこの「Dockcase Explorer Edition」の様にディスプレイがあり、そこにSSDの状態が表示されていれば否が応でも目に入りますし、LIFEが赤文字で表示されていれば流石にSSDの中身をバックアップして新しいSSDに入れ替えてデータを移動させようと言う気になりますので、結果的にデータの損失を防ぐ事になります。
なおこの「Dockcase Explorer Edition」に搭載できるのは2230、22242,2260、2280サイズの最大4TByteまでの M.2 NVMe SSDになります。
データロスを防ぐバックアップ用電源
そして今回、「Dockcase Explorer Edition」としてバージョンアップして増えた機能はバックアップ用電源ポートです。
従来の”Dockcase”ではUSB-Cポートが1ポートしかなく電源も接続されたPCやタブレット、スマートフォンからの給電に頼っており、もしデータ転送中に給電が止まったり、給電電力が低下したりすれば正常に動作しなくなります。
そこでこの「Dockcase Explorer Edition」では給電用のUSB-Cポートを設け、USB-C電源から安定して15Wの給電を受ける事でスマートフォンやタブレットでも安心して使える様にパワーアップしていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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