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450nm青色レーザーと1064nm近赤外パルスファイバーレーザーを使い分ける事で高精細な彫刻ができるレーザー彫刻機「LaserPecker 4」

4〜5年前なら自宅でDIYでレーザー彫刻しようなんて事は考えられませんでしたが、今ではホビーユースのレーザー彫刻機が登場するなどレーザー彫刻機も非常に身近な存在になり、ボーナスでレーザー彫刻機を勝手みようかなと思われておられる方も多いかと思います。

ただ買う際には、レーザー彫刻機の価格やどれくらいの面積にレーザー彫刻ができるのかの他に、どう言った素材にレーザー彫刻ができるのか、木、紙、ウレタンと言った融点の低い素材だけなのか?それともアクリルや金属と言った融点の高い素材もレーザー彫刻できるのかと言った事も重要ですし、レーザーで絵を描かせるのであれば解像度も非常に重要になって来ます。

そこで今回は、素材を意識しなくて良いだけでなく、超高精細なレーザー彫刻を施す事ができる「LaserPecker 4」をご紹介致します。


2種類のレーザーを使い分け


今回紹介するレーザー彫刻機「LaserPecker 4」は、最大出力10Wの超ハイパワー450nm青色レーザーと最大出力は2Wなのですが、1064nm近赤外パルスファイバーレーザーを使っているのが特徴です。

では何故2つのレーザーモジュールを搭載しているのかと言いますと、出力の高いレーザーモジュールはレーザー光の直径が太いため、とは言っても0.01mmくらいのオーダーの細い線をレーザー彫刻するくらいの精度は持っているのですが、それ以上細かな線を描き出すと言う事はできません。

一方でファイバーレーザーは光ファイバーを使って励起LDから放出されたレーザー光を集めて来ますのでより発射するレーザー光を細くする事ができ、最小で0.003mmと言う髪の毛よりも10倍も細い線を描く事ができますので、自画像の様なものをレーザー彫刻した場合、髪の毛1本1本まで緻密に再現できると言う訳です。

ただレーザー出力が小さいため、紙程度はカットする事ができますが、木となるとさすがに無理なので、カットは10Wの青色レーザーに任せると言った形にこのレーザー彫刻機ならなり、レーザーモジュールは本体のディスプレイをスワイプして切り替える様になっています。


8K解像度でのレーザー彫刻


では「LaserPecker 4」ではどれ程、高精細なレーザー彫刻が可能なのかと言えば、最大解像度は8K(1270dpi)となり、今みなさんが見ている4Kのテレビよりも高精細と言うか、細かな線を描く事ができるのです。

また使用方法もスマートフォンやタブレットに専用のアプリをインストールすれば、画像を読み込んで簡単に彫刻する事ができますし、解像度を0.003mmから0.01mmに落とせば最大2000mm/sと言う超ハイスピードでのレーザー彫刻も可能です。

また彫刻エリアは160×120mmですが、オプションのSlide Extensionを使えば土台を動かして最大160×300mmの大きさのものにまでレーザー彫刻できる他、同一素材を均一に並べて同じ彫刻を施したノベルティーなどを大量彫刻したりする事もできますし、彫刻するだけなら、透明なガラスは下処理しなければならないものの、それ以外の素材であれば金属やセラミックと言ったものにも彫刻が可能です。


3本指のアームで挟んで回しながらレーザー彫刻


そしてこのレーザー彫刻機「LaserPecker 4」にはもう1つ”Rotary Extension”と言う、丸いボールであるとか、ワインボトル等を回しながら彫刻できる回転アームがオプションとして用意されています。
ただこの”Rotary Extension”が魅力的なのは3本のアームで直径3mmのものから200mmの大きなものまで挟む事ができる事で、従来のレーザー彫刻機だと指輪の外側にしかレーザー彫刻が施せませんでしたが、この”Rotary Extension”を使う事で指輪をアームで挟み斜めにセットする事で何と指輪の内側にレーザー彫刻が施せるので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/laserpecker-pro/laserpecker-4-dual-laser-engraver-for-almost-all-material

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