その昔、プールを掃除する為のプールロボットは初期の頃のロボット掃除機の様に壁に当たると方向を変えて走行し、壁に当たると方向を変えると言う掃除の方法でしたので、プール形状や広さなどによってはプールロボットが何度も通る所とそうではない所も出てしまい完璧には掃除はできませんでしたし、壁を登るなんて事はできませんでしたので、壁は人の手で擦って掃除するしかありませんでした。
ところがこの2〜3年の間のプールロボットの進化は目覚ましく、プールの中を移動しながらプールの形状を把握しながら掃除を行うため、掃除ムラと言うものがなくなっただけでなく、壁を登って掃除を行う事ができるプールロボットなどの登場によりプール掃除が非常にスピーディーに出来るだけでなく、楽になりました。
ですが今回紹介するプールロボット「Degrii Zima Pro」はプールの中の段差や階段も掃除する事のできる優れものです。
超音波レーダーによる正確なマッピング
今回紹介するプールロボット「Degrii Zima Pro」はプール掃除を行うロボット掃除機なのですが、この「Degrii Zima Pro」が他の同ジャンルの製品と比較して優れているのは、マッピング機能です。
最近のロボット掃除はRiDARセンサーなどを使って部屋の大きさや家具などの配置を正確にマッピングして掃除を行いますので、短時間でかつ吸い残しが出ない様に掃除が行えます。
一方でプール用のロボット掃除機では真っ直ぐ走行しプールの壁に当たれば車体の幅の分だけ横にスライド移動してまた元来た方向へと戻って行くと言う掃除の仕方をしているのですが、例えばプール内でスリップしたりすると当然進行方向は変わりますし、方向転換時にしっかりと90°ないし180°回転できませんと違う方向へと進んで行ってしまいます。
ですからこの「Degrii Zima Pro」の様に車体4方向に取り付けられた超音波レーザーによって壁までの距離を逐次計測しつつ移動する事でプールのマッピングを容易にするだけでなく、自車の位置の把握、しいては方向のズレなども正確に補正して掃除する事ができますので、吸い残しが出る事はほぼありません。
またこのプールロボット「Degrii Zima Pro」は水面に浮遊するバッテリーパックからの給電になっているのも正確にロボットを真っ直ぐ走らせるのには欠かせないポイントで、従来の有線式のプールロボットですと電源ケーブルが絡まったりする事でロボットの動きや回転と言ったものを阻害する事があったのですが、このバッテリー方式は連続駆動時間は最大3.5時間なのですが効率的に掃除する為には欠かせない方式です。
階段掃除が可能
次にこのプールロボット「Degrii Zima Pro」は超音波レーダーによって位置把握や空間認識能力が向上している事もあり、従来の同ジャンルの製品では出来なかったプールの中の階段掃除も出来るのです。
これは画期的で、他の同ジャンルのプールロボットでは階段があったとしてもそのまま階段を上って行き、水面に出たら位置をズラしてまた戻って行くと言った動作しか出来ませんでしたが、この「Degrii Zima Pro」では階段のステップ上を進んで掃除してくれますので、ほぼ人の手で掃除する部分は残っていません。
更に藻や汚れ等が付着し易い水面線においてはすぐに方向を変えて移動するのではなく、ブラシのついた前輪を空転させつつ擦り洗いをするので、気になっていた汚れも残しません。
また一度の掃除では掃除し切れなかった場所があった場合、スマートフォンをリモコン代わり使い手動で汚れた場所を集中的に掃除する事も出来る様になっていますので、この「Degrii Zima Pro」を使っていれば自らプールの中に入ってデッキブラシで擦る事もないでしょう。
細かな汚れもしっかりと分離
またこのプールロボット「Degrii Zima Pro」では、従来のプールロボットが落ち葉などの大きなゴミしか回収できない様なバスケットや袋を使ってゴミを回収していたのに足して180μmと言うとても細かなフィルターを使った内容量6.5Lのバスケットを2つも備えています。
これによって従来のプールロボットですとプールの底に沈んだ泥や砂などの堆積物を巻き上げるだけで、プールの濾過機でろ過できなかったものはまたプールの底へと堆積していたのですが、この「Degrii Zima Pro」ではそう言った細かな粒の砂であるとか泥と言ったものも一緒にフィルターで除去し、プールの水も同時に綺麗にする事ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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