世の中には実用性を考えずにデザイン重視で考えられた工業製品と言うのは普通に存在しており、その中でも1番種類も量も多いのが時計です。
時計は時刻を知るための重要な道具の1つですが、腕時計はその中でもファッション性を同時に追求したものでもあり、世の中には宝石を豪華に散りばめた腕時計もあれば、奇抜な形状をした腕時計もあります。
ただ見た目はどうれであれ、時計なので時刻を正確に知る事ができれば良いのですが、時刻の表示の仕方や読み方を凝った腕時計と言うものも中にはあり、今回紹介する腕時計「Vendetta II Wandering Hour Automatic Watch」も、読み方を教えてもらわないと絶対に何時なのかが分からない腕時計です。
120°ごとに3つも配置された60分目盛
今回紹介する腕時計「Vendetta II Wandering Hour Automatic Watch」には時刻を指し示す針と、時刻を読み取る目盛双方が非常に凝った作りになっており、ベゼルに刻まれた目盛は何と120°ごとに3分割された上にその120°ごとに60分分の目盛が刻まれており、単純に合計すると180分の目盛と言う事になり、1周が3時間の腕時計!?と見た目だけでは思ってしまいそうな作りになっています。
一方で時刻を指し示す針も120°ごとに3本のアームが出ており、その先端に数字の刻まれた4本のアームが四方に飛び出た風車の様なパーツが付属しており、1〜12までの数字がある所から何時を表しているのだと思われますが、この状態ですと時計の中央から伸びた3つのアームはベゼルに刻まれた同じ数字を指し示しているので、今何分なのかはどの目盛を見ても同じですので、何分であるかは分かります。
一方で何時であるかは3つのアームそれぞれに数字があり、どのアームの数字を見れば正確な今の時刻なのかが何の説明もなければ分かりません。
結果的に言えば下の目盛、6時の方向の目盛と、その目盛を指し示すアームの先端に刻まれた数字を組み合わせれば何時何分かは分かるのですが、こんなのって絶対教えられないと分かりませんし、逆に言えば時計を覗き見する人を混乱させる事も出来ます。
好みや気分で回せるベゼル
そして3分割されそれぞれ60分の目盛が刻まれたベゼルは60分ごとに色分けされているだけでなくベゼルそのものを回す事ができる様になっていますので、好みの色であったり、その日の気分によってベゼルを回し、実際の時刻を読む部分のベゼルの色を変える事ができる様になっています。
ssadas
そしてこう言ったギミック時計にしては珍しくクオーツではなく自動巻きのMiyotaの905Sムーブメントが使われており、100防水仕様になっている他、夜間でも時刻がしっかりと分かり易い様に蓄光塗料としてSwiss Supe-LumiNovaが文字に使われておりますので、その他詳細や時計のデザイン等含めて興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/watchismo/xeric-vendetta-ii-automatic-watch
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