みなさんは海の中を自由に泳ぎ回ってみたい、じっくりと水中生物の観察がしたい、海底散歩をしてみたいなど、海の中に長時間潜って水中の世界を楽しみたいと思った事はありませんか?
そうした場合、現状ではスキューバダイビングのライセンスを取って潜ると言うのがベストですが、なかなか機材を揃えるのもお金もかかりますし、メンテナンスも大変ですし、ライセンスを取得するにも結構な費用がかかります。
そこで今回は、そう言った高価な機材を購入したりライセンスを取得したりせずとも水中散歩を楽しむ事のできるダイビングシステム「SeeAir」をご紹介致します。
エアコンプレッサーによる空気供給で水中での長時間活動が可能に
今回紹介する「SeeAir」は昔からある船上や陸上に設置したエアコンプレッサーによって加圧された空気をホースを通じてダイバーに届けると言うシステムをパーソナル化したもので、水面に浮かんだフロートに内蔵されたコンプレッサーによって圧縮空気が口に加えたレギュレーターへと送られる様になっています。
ここでポイントなのはエアコンプレッサーによって圧縮空気を送る事ができる様になっている所で、空気が常時送り込まれるからこそ楽に呼吸が出来て水中でもアクティブに動く事ができますが、これが水面に伸びたホースを口に咥えて空気を吸い込むと言うシステムであったとしたなら、すぐに呼吸がし辛くなりすぐに海面に上がらなければなりませんので、ここまでコンパクトにしたと言うのは素晴らしい技術です。
またエアホースは、背中に背負うハーネスを通してフロートと接続される様になっており、方向を変えたり回転したりした様な場合に首にホースが巻き付いたりしない様によく考えられています。
水深12m、活動時間最大5時間
次にこの「SeeAir」では12mのホースが付属しており水深12mの深さまで潜る事ができる他、「SeeAir」に搭載された70,000mAhと言う大容量のバッテリーによって最大5時間も水中散歩を楽しむ事ができます。
また水深12mまでしか潜れないと言うのもコンプレッサーの能力もあるのですが、水深12mでも水圧は1.2気圧増える事になり地上にいる時の倍の圧力が身体にかかるので注意が必要ですが、この深さならすぐに海面に浮上しても潜水病にかかかる事はないので、そう言ったセーフティー面もよく考慮されて設計されています。
また海面に浮かぶフロートに関してももちろん高い波が来ても転覆したりしない様に設計されていますし、高い波が来て吸気口が水を被っても、コンプレッサー内には流れ込まない様なしっかりとした設計がなされていますので突然、口の中に海水が入って来て肺の中に入りそうだったなんて事もありませんのでご安心下さい。
水中を明るく照らす10WのLEDライト
そしてこの「SeeAir」にはフロートの底部に10Wの高輝度のLEDライトが搭載されています。
このLEDライトは水深10m程度になると、やはりかなり暗くなりますので、暗くなった海底を明るく照らし出す効果があるほか、バッテリー残量が25%以下になると点滅して知らせると言った機能もあり、突然ポンプが停止して息苦しくなって慌てて海面に浮上すると言う様な緊急事態を避けると言った役目も持っており、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/seeair/seeair-tankless-dive-system-with-ultimate-endurance
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