NFCと言うと身近な所ではiPhoneがNFC(Near Field Communication=近距離通信)チップを搭載していますが、おサイフケータイで採用されているFeliCaとは規格が全く異なるので、日本ではiPhoneがおサイフケータイになる事はまずありません(FeliCaチップもソニーが作ってますし、NFCが日本だけでしか広く使われていないFeliCaにも対応するとは思えませんし)。
ですが世界的に見ればNFCの方がはるかに普及していますし、NFCチップを積んだタグ等もとても安価に手に入りますので、NFCを使ったアプリケーションを作る方が早く安上がりに作れます。
そんなNFCチップを使って様々な処理をさせてあげようと言うのが、NFCのアンテナと処理チップを積んだArduino互換機「KeyDuino NFC」です。
「KeyDuino NFC」はATMEGA32U4を使ったArduino Leonardo互換機です。ピンや基板配置やピンの種別はUNOと同じで、ATMEGA32U4がUSB-シリアルを変換するので、変換用ICがなくなったUNOの様なものです。そしてUSB直結なのでUSB HIDデバイスとしても使えるのが特徴です(簡単に言えば、Arduino LeonardoをUSBキーボードやUSBマウスにできちゃうと言う事です)。
そしてNFCについては外部アンテナがつけられる用にSMT端子もついています。
さてNFCで何ができるのか?NFCと言うとIDカードとして使う使い方が一番多いので、NFCカードやタグを認証キーとして例えば自作のオートロックな玄関鍵を作る事もできますし、車であればArduinoでドアロックを制御してNFCタグで解除、施錠する仕組みを作れば、古い車に最新のキーフリーシステムを導入する事だってできますよ。
またNFCタグを使った自動走行ロボットを作ったりだとか、NFCカードを使ったカードゲームを新しく生み出すだとか。NFCカードで(カード1枚1枚に命令を割り当てて)プログラムするロボットを作ったりだとか、NFCカードって使い道を考えれば色々と使い道がありますよ。
ArduinoでNFCを使ってみたいならこの「KeyDuino NFC」なら追加回路は不要ですし、外部アンテナも取付できる様になっていますので使い勝手はかなり良いですよ。
オプションでNFCカード、タグ、リングの3種類が用意されていますので詳細は下記URLをご覧ください
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