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A75 磁気スイッチを採用しラピットトリガー機能を搭載したメカニカルキーボード「DrunkDeer G60」

ゲーミングキーボードなどに採用されているキーは機械式、接点式と言って金属製の接点が接触する事で導通しONとなり、離れる事でOFFになります。一方その後登場した光接点は光受光素子の照射されているLEDの光がスイッチを押し下げた際に遮断された時にONとなり、キーが戻り光受光素子にLEDの光が再び当たるとOFFになります。
そして接点式に比べて光接点式は金属接点の接触による摩擦などもなくチャタリングと言ってキーが押されたり戻ったりする際に金属接点が断続的に導通すると言った事がありませんので、接点式の様に一定時間キーが押された状態なのかそうでないのかと言った判定時間を必要としませんので応答性が非常に良くゲーミングキーは徐々に光接点式へと移行しています。

ですが今回紹介するメカニカルキーボード「DrunkDeer G60」に採用されているA75磁気スイッチは光接点式よりも応答性が早く、理論的に最速の応答性を持つキーボードになります。


ラピットトリガーを可能にするA75磁気スイッチ


今回紹介するメカニカルキーボード「DrunkDeer G60」に採用されているA75磁気スイッチと言うのは、このキーボードをリリースする”DrunkDeer”社が独自開発したキーで、接点距離を0.2mm〜3.8mmの間で自由に設定する事が可能なスイッチになります。
では何故、磁気スイッチは本来なら固定されている接点距離を自由に変更できるのかと言えばキーの底には磁気ホールセンサーと言って磁界の強度を計測するセンサーが入っており、キーの中に埋め込まれた磁石がキーを押す事で磁気ホールセンサーに近づいたり遠ざかったりする事でセンサーが検出する磁界が変化します。

つまり磁界の強度をキーが押し混まれた距離に換算する事でこのキーは自由に接点距離を設定する事が出来ますので、接点距離を短くする事で少し触れただけでもONにする事が出来ますし、例えばONになる位置を0.5mm、OFFになる位置を0.4mmと言う感じで設定する(=ラピットトリガー機能)事で高橋名人の様な高速連射がメカニカルキーボードでも可能になります。


CherryMXキーキャップ互換


次に磁気スイッチは従来のキーとは構造が大きく異なるため、キートップ、キーキャップも独自のものを供給しており選択肢がなかったのですが、このG60ではCherryMX互換のキーキャップが使えると言う事でキーの応答性だけではなくキーボードの見た目と言ったものも自分好みにフルカスタマイズする事が出来ます。


静粛性と衝撃吸収性をアップする吸音綿


そして最近のキーボードはキーボードから放たれる雑音を除去するだけでなくキーを叩いた際の指に跳ね返る衝撃を吸収する為にシリコンであったりフォーム素材などを使ったクッションやダンパーが何層にもキーボードの中には敷いてあり、これら素材によってキーボードの中で反響するキーのカシャカシャ、カチャカチャ音を吸収して純粋にキーから放たれるキーサウンドだけを楽しむ事が出来る様になっているのですが、このG60ではケースの1番底、PCB基盤の底にぶ厚い吸音綿を敷く事で更に静粛性を上げるだけでなく、静粛性や耐衝撃吸収性を上げる為に搭載したスラビライザーから発生するノイズなども吸収する事でより静粛性を高めていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/drunkdeer/drunkdeer-g65-gaming-keyboardkey-to-unleashing-potential

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