ロボット芝刈り機は芝だけではなく雑草などの除去にも活用する事が出来る事から最近では農家の方が下草の除草にも使っておられたりしますが、平らな芝生とは違い、畑や果樹園となると起伏などがあるだけでなく木の根なども地面が出ており、それら障害物を越えて除草できるロボット芝刈り機と言うものは残念ながら多くはありません。
ですが今回紹介するロボット芝刈り機「Lymow One」ではそう言った起伏が多く障害物の多い様な場所であってもパワフルに刈る事が出来ます。
2枚刃で背の高い雑草もガンガン刈り取り
一般的なロボット芝刈り機の場合、車体の底部にブレードを搭載していますが、この「Lymow One」では車両前方に2枚の強靱な刃を備えたカッターモジュールを搭載しており、一度に405mmの幅でガンガンと芝をカットして行く事が出来ますので、広い庭などもアッと言う間に刈ってしまう事が出来ます。
そしてまたこの「Lymow One」ではカッターモジュールを車体に前方に搭載する事でブレードを3cmから最大10cmのの位置まで上げる事ができますので、芝を長い状態で残す事もできます。
非常に高い登坂能力
次にこの「Lymow One」では、タイヤではなくクローラーを搭載する事で、タイヤを搭載したロボット芝刈り機では到底移動する事が出来ない様な凸凹な場所でもスタックする事なく移動出来ますし、太い木の根なども軽々乗り越える事ができる斜度45°の登坂能力も合わ持っています。
刈り残しのない機体制御技術
そしてキッチリと指定した場所の芝刈りを刈り残しなく刈る事が出来る様にRTK-VSLAM 複合ナビゲーションを機体の制御に用いています。
このRTK-VSLAMは位置情報衛星から得た位置情報とステレオカメラから得た周囲の景色から独自に3Dマップを作成する技術で、位置情報衛星による位置の誤差が大きくなったとしてもカメラで捉えた景色から位置をリアルタイムに補正する事が出来ますので、精密な位置制御ができ、刈る場所、刈らない場所を正確に把握し芝刈りが行えます。
そしてもし衛星からの位置情報が得られない状態でもカメラの視覚情報とホイールエンコーダから得た移動距離によっても位置を正確に把握する事が出来ますので、位置情報衛星からの電波が届かない木々の多い茂る様な場所での草刈りなどにも使えます。
そしてまたクローラーは車体の方向転換なども細かく制御する事ができ、庭に落ちた小さな障害物などもカメラで検出し最小の回避距離で障害物を避けて芝を刈るため、刈り残しなども他のロボット芝刈り機と比較して最小に抑え刈り残しが極力残らない様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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