スカルプブレードは手術用の替え刃式の刃の事で、以前は交換式の替え刃を使ったナイフと言えば台形刃を使ったものが多かったのですが、最近ではスカルプブレードを使った替え刃式のナイフが増えています。
それは台形刃が1種類しかないのに対してスカルプブレードは用途に合わせて何十種類とあるため、用途に合わせて刃を使い分ける事が出来るからです。
ただスカルプブレードは刃の長さや高さなど様々で、折り畳み式のナイフの場合は柄の中に刃を収納するために取り付ける刃の種類に制約があり、#10〜14あたりの刃を使ったものが殆どです。
ですが今回紹介する折り畳みポケットナイフ「BladeXpert」では何と16種類ものスカルプブレードが使えます。
2種類のホルダー
今回紹介する「BladeXpert」では合計で16種類ものスカルプブレードを取り付ける事が出来るのですが、それは2種類のホルダーを備えているからです。
スカルプブレードは刃の中央に開けられた穴をナイフのホルダー部分に引っ掛ける形で固定する様になっており、この「BladeXpert」ではNo.3とNo.4のホルダーを両面に備えており、2種類のホルダーに対応したスカルプブレードを取り付ける事が出来る様になっています。
これは言うなれば非常に斬新と言うか、素晴らしいアイデアでNo.3のホルダーにはスカルプブレードナイフではよく採用されている#10〜#13の刃に加えて#14〜#16の刃が取付られる様になっており、合計6種類のスカルプブレードが使えます。
そしてNo.4のホルダーを使い#18〜#25、#36のスカルプブレードが取り付ける事が出来る様になっており、何とスカルプブレードを使った折り畳みナイフでは最大の16種類もの刃が使えます。
ロックプレートで刃の閉じ込みを抑制
次にこのナイフでは片手でも刃を取り出す事が出来る様に、刃体の根元に指をひっかける事ができる突起を設け、片手で刃を簡単に開ける事が出来る様になっていますので、片手が塞がっている状態で何かを切りたいと言った時に片手で開ける事が出来ると言うのはとても便利です。
そしてまた片手で簡単に刃が出て来ると言う事は簡単に刃が折り畳まれて柄の中に入ってしまい、切っている時に誤って刃が折り畳まれて指を切ってしまわないかと言った事が不安になったりしますが、刃を火粗くと柄の中に仕込まれたロックブレートが動き、刃体とロックプレートが一直線上に並んで刃を折り畳もうとするとロックプレートに当たって刃が折り畳まれない様になっていますので、怪我をする心配はありません。
優れた携帯性
そしてこの「BladeXpert」は殆どのパーツにチタン合金が使われているため、刃を除いた重さは持っている事を忘れるくらい軽い43gしかありません。
また携帯し易い様にクリップを使ってポケットなどに差し込んで持ち歩く事が出来る様になっているだけでなく、ランヤード(紐)を使ってキーホルダーやバックなどに引っ掛けて持ち歩く事が出来る様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/194219394/bladexpert-titanium-edc-scalpel-folding-knife
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