みなさんはSSDがある日突然、何の前触れもなくアクセス不能になったって経験ってありませんか?
HDDとは違い半導体ディスクを使ったSSDは高速で読み書きを行うことができると言ったスピード面での利点に反して、半導体特有の熱に弱いと言う弱点も合わせ持っています。
半導体は高熱に曝される事で劣化して行き、最終的には反応しなくなる(=故障)してしまうため、これがファイルを保存している部分であれば、一部のファイルに対してアクセス出来ないだけなのですが、Index部分やアクセスコントローラーがやられてしまうと、専門家に頼まないとファイルを救出することはほぼ不可能です。
そこで今回は、ファンを内蔵する事で半導体の劣化を極力抑えた小型SSD「Disk Pro」をご紹介致します。
iPhone装着可能サイズ

今回紹介する「Disk Pro」は、USB-CマルチハブにSSDを合体させた製品となり、特徴的なのはそのサイズです。
おそらくこの「Disk Pro」には2230か2242サイズのM.2 NVMe SSDが搭載されていると予測されますが、コンパクトなSSDを採用する事でMagSafeでiPhoneに吸着させた状態でもギリギリはみ出す事のないサイズとなっており、Apple ProRes対応ではないので動画をリアルタイムに撮影を行いながらこのSSDに保存すると言うのは無理ですが、USB3.2 Gen2に対応しており最大で10Gbpsでの通信が可能な事から、iPhoneにメモリー内に保存された動画や画像などのバックアップに使えます。
そしてMgaSafe化用の磁気リングを取り付ければ、Switch2やStreamDeck、PCなどに磁気吸着させた状態でも使えますし、1T、2T、4TByteの3タイプのSSD容量がラインナップされており自分の使用形態に合わせて容量も選択することが出来ます。
ファンを使ってSSDを冷却

次にこの「Disk Pro」では一般的な半導体の動作保証温度である80℃を超えない様に小型でパワフルなファンが内蔵されており、Turboモードでは10,000rpmの最大スピードでファンを回す事でSSDやこの「Disk Pro」の内部温度を50℃程度にまで冷却する能力を持っています。
一方でファンを高速で回転させると言う事はそれだけバッテリーも消費しますので、PCなどに接続している分にはあまりバッテリーの減りが早いと感じることはないかもしれませんが、iPhoneなどのスマホになるとファンの消費電力だけで結構早いスピードでバッテリーが減って行きます。
そこでこの「Disk Pro」にはAutoモードと言うものも用意されておりAutoモードだと35〜50℃の範囲であれば70000rpmの低速で回転し、50℃を超えると10000rpmのハイスピードで回転させて内部温度を下げる省電力設計になっています。

そしてまた、SSDを使わずUSB-Cマルチハブとしての機能だけ利用するのであればPSSDスイッチをOFFにする事でSSDには電力は供給されずファンも回りませんので、電力消費を抑えることが出来るだけでなく、通電しっぱなしによるSSDの劣化なども防げます。
USB-Cマルチハブ

一方でこの「Disk Pro」のUSB-Cマルチハブとしての機能ですが、こう言ったマルチハブでは珍しくUSB-Aを2ポート備えUSB-Cポートはありません。
その他にHDMI2.1ポートを1ポート備え4k@144Hzないし8k@30Hzでの映像出力が可能なほか、USB-C入力ポートはUSB-C PD100W入力機能を備えており、Switch2やStreamDeckなどは充電を行いながら長時間ゲームをプレイすることが出来ますし、PCはUSB-Cポートの少ないPCでも急速充電を行いながら使用する事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。














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