ベアフットシューズと言うと人気ドラマ”陸王”で登場した足袋を元に作られたあのランニングシューズです。
ベアフットシューズの良い所は素足感覚で履けると言う事で足にかかる負担が最小限となっています。
と言うのも人間は元々素足で生活をして進化して来ましたので本来は靴を履く様な身体の構造にはなってはいませんし、明治時代までは日本人は外を歩くときは草履や下駄でしたから、本来はビジネスシューズや女性のハイヒール、ランイングシュースを始めとするスポーツシューズも藁草履に比べると身体へかかる負担は大きいのです。
現に靴底が薄く靴に傾斜がついていない(極端な例は女性のハイヒールの様なものです)靴を履いている方が、ビジネスシューズやハイヒールと言ったヒール(踵)の部分がつま先より高く、つま先に向かって傾斜のついている靴を履くと、足裏や足の指先だけでなくスネの部分であったり膝であったり膨ら脛であったり股関節であったり身体のあちこちが痛くなる事があります。
それが42.195kmも走るフルマラソンともなると靴1つで身体への負担のかかり方が相当変わって来る事になります。
ですから素足感覚で履けるベアフットシューズが登山をされる方(足下の状態を素足の方が機敏に感じ取る事ができ、結果的に危険を回避する事ができます)や走られる方に今、注目されているのです。
そんなベアフットシューズの1つである「Feelgrounds」を今回は紹介致します。
「Feelgrounds」 の特徴
まずこの「Feelgrounds」の特徴は他のベアフットシューズもそうですが、靴底の傾斜がゼロであると言う事です。しかも靴底の厚みは5mmと、地下足袋並の厚さですので、地面から受けるフィーリングをビシビシと足裏で機敏に感じ取る事ができます。
ただ靴底が薄い分、熱も伝わりやすくなっていますので昨年の様に気温が40℃にもなるとアスファルトの路面は50℃かそれ以上になっているでしょうから、厚い日にアスファルトの上を走るには多少注意が必要です。
また、みなさんも裸足で立った状態で足下を見てもらうとわかりますが、裸足ですと指先が横に開いているのが分かりますが、多くの靴は足先に行くにつれて先細りしています。ですがこの「Feelgrounds」もそうですがベアフットシューズはつま先に行くにつれてより広がった状態になっており足を窮屈にはさせません。
また足が蒸れないように通気性も考えられており、裸足で履いても洗濯機で丸洗いできる様になっています。
ベアフットシューズのメリット
ベアフットシューズは素足に近い状態になるので身体にかかる負担が最小になると言う事は前述しましたが、それにプラスして走る方であればフォアフット走法・ミッドフット走法の練習にもなります。
このフォアフット走法と言うのは簡単に言えばつま先で着地しそのままつま先で地面を蹴る、ミッドフット走法は足の裏を地面に対して水平に着地させてつま先で蹴ると言う走法です。
よく昔からライニングフォームは踵で着地してつま先で蹴り出すなんて事が言われましたが、足が伸びた状態で踵で着地する事でどうしてもブレーキがかかってしまいのでどうしてもスピードが遅くなってしまいます。そこでそれを直すのに最適なのがベアフットシューズで、素足でアスファルトの上を走って踵で着地すると痛い上に鈍い骨が折れるのではいかと言う様なゴンゴンと言う音がしますし、ベアフットシューズもそれは同様なのでフォーム改善には最適なのです。
と言う様にベアフットシューズは大手シューズメーカーからもいくつもリリースされていますが、殆どがランニングに特化して五本指のシューズで普段、街中で履くのにはちょっと恥ずかしいと言う方もおられるでしょうが、この「Feelgrounds」は普通のスニーカーと形状は何ら変わらず普段履きにも使えますので、詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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