今回紹介するFDM(Fused Deposition Modeling/熱溶解積層法)方式の3Dプリンターはレーザー彫刻機にもCNC加工機にもなると言う造形機です。
今までにこう言うタイプの加工機がなかったのか?と言いますと、たくさんあります。ありますが、今まで市場に出回っている同等の機能を持った加工機はヘッドの移動方式が直行軸型でヘッド部分の部分のみを交換する事で3Dプリンター,レーザー彫刻機,CNC加工機へと変更させる事ができたのですが、加工面積は変わらず3Dプリントにより造形サイズを大きくするとその分マシンも巨大化して占有面積を広がりました。
ですが3Dプリンターにおいては高さも造形する上で重要なファクターと言えますが、レーザー彫刻もCNC加工も3Dプリンターほどの高さは必要なく逆に厚みのある材料を加工しよう思えばレーザーモージュールもドリルヘッドも大きなものを搭載せざるおえず、それを動かす為のモーターもトルクのあるものを使わなければならない為に大きなトルクのあるモーターを使わなければならず装置そのものがどんどんと巨大化しそれも伴いマシンの価格もうなぎ登りとなります。
そこでこの「Optimus 3D」はフレームそのものを組み替えて変形させる事で3Dプリンター,レーザー彫刻,CNC加工に最適な形へと変形させる事でミニマムな部品でそれぞれホビーユースとして使用するには申し分のない造形サイズを確保しています。
では実際に「Optimus 3D」がどの様に変形するのかと言いますと、この「Optimus 3D」にはタイミングベルトで動く台座が乗った同じ長さのスライダーレール3本で構成されており、これを三角形にして立てて組み合わせる事でデルタ型のFDM方式の3Dプリンターになり、横に倒してIの字に組み、レーザーモジュールを組み付ける事でレーザー彫刻機に、そしてドルルヘッダーを組み付ける事でCNC加工機に変身します。
そして元々変身さえて使う事を前提として設計されていますので、六角レンチ1本で簡単にバラして組み立てる事ができる様になっており、慣れればバラして組み立てるまでわずか3分で変身させる事ができます。
240 300
500 500
レーザーモジュールは0.5W,2W,5W10W
CNC
100℃ヒーターベッド
500回以上のアセンブル/ディスアセンブル
2つの異なる構成に簡単に再構築できるようにすることで、3Dプリンタ、レーザーカッター、CNCミルを同じマシンに取り付けることができました。変換は10分以内に行うことができます。
- Print speed – 18 mm³/s (0.4mm nozzel)
- Print head travel speed – 20 to 360 mm/s
- Layer resolution – 50 microns – 300 microns (0.4mm nozzel)
- Filament size – 1.75mm
- Nozzle temperature – up to 295 ˚C
- Build bed (Optional) – 20 ˚C to 100 ˚C heated bed with PEI cover
- Printable materials – Without heated bed, PLA. With heated bed, ABS, PET, HIPS and more.
- Operating sound – 40 dBA
- OS – Windows, MAC, Linux
- File format – gcode
- Connectivity – USB, SD, WIFI, Touch screen
それではまず3Dプリンターとしの造形性能ですが、造形最大サイズは直径24cm,高さ30cmの円筒形となりかなり大きな物を設計したとしても分割造形する必要がありません。また積層ピッチも50μm〜300μmでプリントスピードも20〜360mm/sとかなり柔軟に調整する事ができる様になっていますのでまずは積層ピッチを荒くスピードも早くしてドラフトモードで造形して仕上がりを確認してから高品質モードで造形する事でいきなり高品質モードで造形するより時間の節約にもなります。
また使用できるフィラメントは1.75mmサイズのPLAで、ベッドをオプションの100℃まで加熱可能はヒーターベッドに交換する事でABSやPET、HIPSと言った熱収縮率が高くて変形し易い材質での造形も可能になっています。そしてPCやスマートフォンとはUSBのほか、WiFiにも対応していますし、G-CODE化したファイルをSDカードに入れて差し込む事でPCやスマートフォンレスで、スタンドアロンで造形する事もできる様になっています。
そしてノズルもロックレンチ1本で簡単に交換できる様になっており、デフォルトで0.2mm, 0.4mm, 0.6mm , 0.8mmと4種類も用意されていますので、細かいフィギュア等を造形するときは0.2mmのヘッドを使えば精密に造形する事ができますし、コップの様な単純な形の物であれば0.8mmのヘッドを使えば最短時間で仕上げる事ができます。
次にレーザー彫刻機についてですが、スライダーレールをIの字に組み上げる事で500mm×500mmと言う広大な加工面積を得る事ができます。これがトランスフォームできなければ直径24cmの円でしか彫刻できませんので彫刻できる面積は半分以下となりますが、トランスフォームするとスライダーレールの長さ分そのままが加工面積とし反映されます。
そしてレーザーモジュールも出力で0.5W,2W,5W,10Wと4タイプも用意されており、より高出力(価格は高くなりますが)のレーザーモジュールを選択する事で厚みの厚い材料も簡単にカットしたりレーザー彫刻する事ができますので、どのレーザーモジュールを使えば何mmの厚さの材料までカットする事ができ、どの様な素材にレーザー彫刻できるのかは下記表をご覧ください
そしてCNC加工ですが、ドリルヘッドは回転速度12,000rpmで高出力450WのDCモーターが付属していますので、ABS樹脂やアクリルだけでなくアルミや真鍮と言った柔らかい金属であれば問題なく加工する事ができますし、もちろん銅板の貼られたプリント基板等も当然の事ながら加工する事ができますので、かなり幅広い用途で使えるのは確かです。
また加工面積ですが、400mm×400mm×80mmとなりますので、ちょっとした欄間等もデータを作るのは大変ですが加工することは可能です。
なお、「Optimus 3D」はオプションや組み合わせがたくさんありますので、詳細については下記URLをご覧ください
https://igg.me/at/febtop/x/7929074
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