今では道路交通法が改正されて自転車に乗りながらヘッドフォンで音楽を聴くと言う人は少なくなった様に思いますが、それでもまだまだ学生さんでヘッドフォンをして自転車に乗っている人はいますし、歩きながら音楽を聴いている人はもっとおられます。そうすると聴いている本人はいいのですが周囲の物音に気付かなくて後ろからやって来る自動車や自転車の通行を邪魔したり、見通しの悪い交差点で飛び出して接触事故を起こしそうになったりと言う事が起こりえます。
そしてそれこもれも原因はと言いますと音楽を聴いていて周囲の音が耳に入って来ない事が1つの要因です。だからと言ってオープンエアータイプのヘッドフォンを使えば外部の音は入っては来ますが、今度はその周囲のノイズが被さって聴いている楽曲の音がかき消されてしまいますので、せっかく大好きなアーティストのアルバムが出てじっくり聴こうと思っているのにあまり楽しめないと言う状況に陥ってしまいます。
そんな時にこのヘッドフォンアダプタ「SoundBrake 2.0」があれば、周囲の危険を察知して知らせてはくれますが、常はスマートフォンやオーディオプレイヤーから流れるサウンドを邪魔される事はありません。
では実際に「SoundBrake 2.0」はどの様に使用するのかと言いますと、3.5mmイヤホンジャックを備えたワイヤレスではないヘッドフォンを「SoundBrake 2.0」に接続し、「SoundBrake 2.0」をスマートフォンやオーディオプレイヤーの3.5mmイヤホンジャックに差し込むだけです。つまり今まではヘッドフォンを直接、スマートフォンやオーディオプレイヤーに差し込んでいたかと思いますが、「SoundBrake 2.0」を使用する場合はその間に挿入すると言う使用形態になります。
そして普通に音楽を聴く分には「SoundBrake 2.0」は何の影響も及ぼしません。スマートフォンやオーディプレイヤーから出力されたサウンド信号をそのままヘッドフォンへスルーしています。ところが一端、周囲で大きな音がすると「SoundBrake 2.0」は内蔵のマイクでその音を拾ってヘッドフォンからその音を再生する様に作られているのです。しかもその時、スマートフォンやオーディオプレイヤーからのサウンドは100%カットしますので、音楽と混じってその警告音が聞こえないと言う事を防いでいます。
つまり、自転車のベルを鳴らされたり、車のクラクションを鳴らされるとその音を自動的に拾って音楽の再生を一度カットして周囲の音をヘッドフォンのスピーカーから再生しますので、ヘッドフォンをして音楽を聴きながら歩いていたとしても周囲の危険な状況にすぐに気付かされる事ができると言うわけです。
またここで重要なのはそして電源ボタンを押した後に”Sample”ボタンを3秒長押ししてキャリブレーションする必要があると言う事です。例えば都会と田舎とでは静けさが違います。これがデフォルトのサウンドレベルで制御してしまうと都会では交通量も多く車の走行音も大きいので横を車が通り抜ける度に再生ソースが切り替わっていてはゆっくりと音楽を楽しむ事ができません。ですからこのキャリブレーションが必要で、最初に周囲のノイズレベルを「SoundBrake 2.0」で認識させる事で不用意に危険な状況でもないのに入力ソースを切り替える、つまり誤作動するのを防ぐのです。
そしてまた「SoundBrake 2.0」では5段階で周囲の音の検出レベルを切り替える事ができますので、自分の状況に合わせてサウンドレベルを切り替える事ができますので便利です。特に地下鉄に乗る方などは乗っている間中、その走行音でサウンドがカットされるでしょうから、そう言う時は電源ボタンをOFFにしておけば駅で降りるまでゆっくりと音楽を楽しむ事ができますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/914595512/soundbrake-20-the-awareness-device-for-headphones
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