みなさんは引っ越しした際に新たに家具等を購入される事もあるかと思いますが、そう言う時に事前に購入する為の家具を配置して実際のレイアウトが確認できれば良いと思った事はありませんか?
IKEAでは実際にiPhone用にARアプリとしてiPhoneで撮影した映像にIKEAの家具を実際に配置して確かめる事ができるアプリを出していますが、実際に使ってみると部屋の壁や床の色や雰囲気と合うかと言うのを確認できる程度で、この隙間にこの家具が入るのか?と言うのは実際に寸法を計測してみないとわかりません。それはiOS11で実装されたARメジャーを使ってみると分かる事ですが、計測する対象物との距離によってかなりの誤差がありますので実用的とは決して言えません。
ですがこの「ARCHISKETCH」であれば誤差±3mm以下と言う精度で計測する事が可能ですので、実際にメジャー代わりとしても使えますしまた、実際に家具が配置できるかどうかと言う事にも使用できます。
ではまず最初にメジャーとしての性能ですが、計測性能は3cm~40m(4000cm)と小物から建物まで幅広く計測でき、そしてその誤差は±3mmと言う高性能さです。そして計測にはスマートフォンが必要で、スマートフォンを「ARCHISKETCH」にセットし計測を始めます。
実際の計測はとても簡単で、スマートフォンで実際に写している映像に映っている計測する対象物の端にスマートフォンに表示されているマーカー部分を合わせてマークを行い、そして計測するもう一方の端にマーカーを合わせるだけで計測ができるのですが、実際には「ARCHISKETCH」からレーザーが出ており、スマートフォンに写っているマーカー部分はちょうど「ARCHISKETCH」と重なる様になっており、「ARCHISKETCH」で計測した距離データはBluetoothでスマートフォンに送られてスマートフォンに実際にレーザー計測された距離が出ると言うわけで、画像から長さを割り出すArduinoメジャーアプリとは精度が断然違います。
そしてこの「ARCHISKETCH」の真の実力はこれからです。通常、例えば部屋の3Dモデリングデータを作成しようと思えば3D-CADが使える必要があります。ですがこの「ARCHISKETCH」を使えば簡単に3D-CADソフトが使えなくても3Dモデリングデータを作る事ができるのです。では実際にどの様にするのかと言いますと、実際の長さを計測するのと同じで”Space Capture”モードを使って部屋の天上、床、柱のコーナーと言うコーナーを全て「ARCHISKETCH」でマーキングして行くだけで、自動的に3Dモデリングデータをスマートフォン上のアプリで自動生成してくれるのです。
そしてその3Dモデリングされたデータは”Archisketch web editor”と言うブラウザー上で動作するエディターソフトで読み込む事で”Archisketch web editor”に含まれている家具を自由に配置する事ができる他、自分自身で計測した家具を配置する事も可能ですので、実際に家具を買う前にミリ単位の誤差で家具を配置してレイアウトを確認する事ができると言うわけです。
そしてこの「ARCHISKETCH」を使用する最大のメリットは1人で誤差なく部屋の様な大きな場所を計測できると言う事でしょう。これまでメジャーを使って部屋の長さを測ったのにメジャーが歪んでいたりたわんでいたりして寸法を間違って失敗したって事もあるかと思いますがもうそう言う事は「ARCHISKETCH」を使う事でなくなりますよ。
なお、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/archisketch/archisketch-the-worlds-simplest-interior-design-so
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