みなさんは電子レンジで食材を温めている時に、温めてはいけない、加熱す過ぎてはいけない食材を温め、そしてその食材が電子レンジの庫内一面にばらまかれ、大変な失敗をしてしまったと言う経験はないでしょうか?
例えば卵を含んだものや、粘性の高いソース(シチューやカレーetc)、牛乳などです。
これら食材が破裂、溢れる原因は水分に含まれている空気が原因です。例えば、鍋で麺を茹でると泡が出て来て噴きこぼれると言う現象がありますが、これと現象は同じです。
つまり水分には少なからず空気が溶け込んでおり、お湯を沸かすとブクブクと泡が底から立ち上って来るのは、水温の上昇と共に水に溶け込んでいる空気も加熱され体積が増えて膨張し集まって気泡を作り空気中に出ると弾けて大気中に放出されるのですが、粘性の高い麺を茹でている小麦粉の溶け出たゆで汁だと気泡が弾けずにそのまま積み上げられて行く事で最終的には鍋から噴きこぼれてしまうと言うのが、噴きこぼれの原理です。
そして電子レンジの中でも食材の中に空気が含まれていると、この噴きこぼれと同じ様に気泡ができ弾けるのですが、シチューやカレーの様に粘性の高い液体ですとその気泡もゆで汁の様な小さな泡ではなく、かなりの数の小さな気泡が集まって大きな気泡となり耐えきれなくて弾けた時の衝撃は、ちょうどシャボン玉が割れた時にシャボン液が飛び散るのと同じで四方八方に飛び散りますので電子レンジの庫内があの飛散な状態になってしまうのです。
ではどうすれば、電子レンジで温めてはいけないものを温めても大丈夫な様にできるのか?その1つの答えが今回紹介します「Cmicro」です。
ではどうやれば爆発しないのか?飛び散らないのか?を考えると水の沸点は何℃でしょうか?お湯を沸かしていて気泡がブクブクと沸き立って来るのは何℃しょうか?と聞かれると普通は100℃と答えるでしょう……そう100℃です。
つまり温めた時に100℃を超えなければ沸騰と共に出てくる気泡が出ませんので、爆発する事もないと言う事なのです。それをこの「Cmicro」では食材の近くで食材の温度を監視して知らせる事で爆発を防止しようとしているのです。
ところでこの「Cmicro」は2つor3つのパーツから構成されており、1つは庫外でセンサーが検出した温度を表示し、設定した温度になるとアラームを鳴らして知らせてくれる温度モニターと、食材の温度を検出してモニターに送信するセンサー、そしてセンサーを取り付けるラップの役目も果たすカバーです。
まず使い方としてはカバーの天井部分の窪みにセンサーをセットし、温める食材を乗せたお皿を電子レンジに入れた後にカバーを被せます。
その次は電子レンジの扉を閉め、電子レンジの扉に温度モニターを貼り付け、そしてアラームを鳴らす温度を設定して電子レンジをスタートさせるだけです。
後は設定温度になるとモニターがアラームを鳴らしてお知らせしますので、遅れない様に電子レンジをストップさせれば自動で温めていても爆発させずに、しかも火傷をしない程度に温める事ができると言うわけです。
ちなみにセンサーに至ってはバッテリー不要で、電子レンジの中を飛び交うマイクロ波で発電を行いモニターにデータを送りますので、電池替えの必要がないと言うのが一番のメリットでしょうか?
またこの「Cmicro」にはお皿用の温めカバーの他に哺乳瓶も用意されていたり、マグカップ用のマグカップカバーが用意されて(センサーは脱着可能で共通してお使い頂けます)いたりしますので、牛乳も自分の好みの温度に温める事ができますし、コーンスープももう飛び散らせる事はないでしょう。
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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