今回紹介しますチタンボディーのマルチツール「TPT Slide」には実は既に市販化されている前バージョン”TPT”があります。
このTPTは”Titanium Pocket Tool”の頭文字を取ったもので、主な機能はナイフなのですが、そのナイフにネジやナットを回すと言う機能を付加したマルチツールで、マルチツールと言う割には薄くて小さくて軽いツールで、独自に開発したフォークにもなるナイフブレードが斬新で印象的でした。
その”TPT”の機能はそのまま踏襲して更に使いやすさを追求した「TPT Slide」を今回はご紹介致します。
ではどこがどう変わったのかと言いますと、一番大きく変わったのが刃を出すギミックの部分です。
以前のバージョンである”TPT”では刃を出す場合はロックレバーを引いて上げた上体で親指と人差し指でナイフブレードを引き出さなければならず、例えば片手でカットする素材を持ったまま、”TPT”を持った手でブレードを出して切ると言う一般的なカッターナイフで自然に行える操作がこの”TPT”ではできなかったのです。
そこで今回紹介します「TPT Slide」は片手でロックレバーを押し下げながらブレードを押し出す、ロックレバーを押し下げながらブレードを戻すと言う操作ができる様にブレードのスライド機構がついてより使い易くなりました。
そしてその他の機能としては前バージョンの”TPT”と同じで、
- マイナスドライバー 兼 ペール缶の蓋開け
- 栓抜き
- 6mmドライバービット挿入穴(標準的なドライバービットが入ります)
- 定規(ボディーを固定している3本のトルクスネジの使って2.5cmと5cmの長さが計測できます)
- ナット、ヘックスボルト回し(15サイズに対応)
SAE規格:15/64, 1/4, 17/64, 9/32, 5/16, 11/32, 3/8, 7/16インチ
ミリ規格:6,7,8,9,10,11,12 mm
と言う機能はそのまま受け継がれており、6mmのナットやヘックスボルト以外はブレードのガードの部分のギザギザ部分を引っ掛けて回しますので、ブレードを外して作業する様になっています。
またブレードのスライド機構の他に付加された機能としてベルトクリップが追加されました。
以前のバージョンではベルトクリップがなくパラコードのストラップを使いカラビナに引っ掛ける事くらいしかできなかったのですが、取り外し可能はベルトプリップがついた事でポケットやベルト、カバンのポケット等にも引っ掛ける事ができる様になりましたので携帯性が向上しています。
そしてブレードに刻まれた凹凸によるフォーク機能も残っており、ファーストフードのポテトフライなど手を余ござずに食べたい時など便利ですし、台形の刃ももちろん同じ様に使えますので、その他詳細につきましては下記URLにてご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/klinkokids/tpt-slide-titanium-pocket-tool
この記事へのコメントはありません。