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肉厚な鍋底とプラズマ処理で油なしでの調理を維持する事を可能にしたPFOAフリーフライパン「Misen Nonstick Pan」

もう今はでは一般的になったフッ素加工のフライパンや鍋ですが、みなさんは何を基準に買っていますか?
おそらく大きさや形、そして値段で決める人が殆どだと思いますが、そう言う選び方をするとせっかく買ったフライパンのコーティングがすぐに剥がれてまた油を使わないと焦げ付くフライパンに直ぐに戻ってしまいますよ。

でも今回ご紹介するフライパン「Misen Nonstick Pan」であれば、だれが使ってコーティングはなかなか剥がれずに使い方の上手な方なら5年、短い方でも3年はオイルフリーで調理する事が可能です。


では何故、フッ素加工されたフライパンのコーティングがすぐに剥がれてしまうのですか?それには2つ原因があります。
1つは洗い方で、例えば研磨剤の入った洗剤を使ったり、毛先の硬いスポンジやブラシを使う事で表面が傷付き剥がれる事がある事と、もう1つはフライパンや鍋そのものの構造です。
特に薄くて軽いフライパンや鍋の場合は火の当たっている部分、IH等は加熱されている部分の温度だけが急激に上昇し加熱ムラが起こります。そうする事で加熱された部分は膨張し、そして加熱されていない部分はそのままなので加熱されている部分とそうでない部分との境目に歪みが生まれ、その歪みによって加熱による伸縮率の違う表面のコーティング剤にクラックが入るとそこから目に見えないクラックは広がって行き、そこに水が入ったり振動によってコーティングが浮いたりすると徐々にコーティングが剥がれて行きます。

ですから表面コーティングされたフライパンを選ぶ基準の1つはフライパンや鍋の厚みが厚いもの(通常は2〜3mm)を選ぶ事で、熱は厚みによって均等に広がって加熱ムラが起こり辛くなります。
そしてこの「Misen Nonstick Pan」ではフライパン本体はアルミ合金で軽く作られているのですが、加熱ムラを防ぐ為にフライパンの底にはステンレス鋼が貼り付けられており、より均等に熱がフライパン全体に伝わる構造になっています。

そして工夫はそれだけではありません。この「Misen Nonstick Pan」では焦げ付き防止の表面処理(フッ素は発がん性があるので人体に害のない素材を使い焦げ付き防止加工が施されています(PFOAフリー))をした後に更にプラズマ処理を施しています。
材料屋さんならプラズマ処理していると聞けば、このフライパンが何故コーティングが剥がれないのかすぐに納得されると思いますが、プラズマ、つまり雷をフライパン表面に落とす事でより表面のコーティングがよりしっかりと金属に接着されるのです。
その原理は化学の授業な苦手だった方にはちょっと難しいかもしれませんが、ある物質の原子は原子核とその原子核の周りを回る電子で構成されています。
そしてプラズマを照射する事でその電子を原子核から引き離すのですが、原子はある一定の決まった電子を持っていないと物質としては安定しません。そこでどこかに電子がないか探すのですが、この時にコーティングの物質はフライパン本体の金属の電子をシェアしてもらう事で元の数の分だけ電子を補います。
そうする事でコーティング剤と金属はシェアした電子によってより深く強固に結びつく、これがプラズマ処理になります。

ですからこの「Misen Nonstick Pan」は金属の厚みとコーティング後処理によってよりコーティングが長持ちする様になっており最大5年、最低でも3年はオイルフリーで調理する事ができます。

そんな「Misen Nonstick Pan」のサイズは20cm、26cm、30cmの3サイズが用意されていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/misenkitchen/the-misen-nonstick-pan

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