最近は洗濯機そのものに乾燥機能がついたものが多いので、乾燥機能だけを持った乾燥機を家電販売店の店頭で見かける事も少なくなりましたが、今を思えば乾燥機って便利でしたよね。
何と言っても乾燥機能だけなので洗濯乾燥機に比べて高い温度の温風を出して乾かしますので乾燥時間が非常に短く、出かける間際に前日干して今日着て出掛けたい衣類が生乾きになのに気付いて、すぐに乾かして着て出たいと言う様な時に便利でした。
ただ乾燥機能単体の乾燥機は非常に高温の温風を出すので、衣類が縮んだり薄くなったり、熱焼けして黄ばんだりと言うデメリットがありました。
ですが今回紹介します乾燥機「Morus Zero」は、従来の乾燥機の様に生地が傷む事は一切ない上にたった15分でビタビタに濡れた衣類も乾燥させてしまう、超有能な乾燥機なのです。
ちょっとした隙間に置ける手軽さ
この「Morus Zero」は38cm×46cm×51cmと言う大きさで、紙のサイズで言うとB3サイズの設置場所があれば設置する事のできる大きさで、周囲に排気の為の空きスペースを取る必要が全くなく、更に暖かい温風が排気されませんので、1ルームマンションのリビングに設置しても大丈夫です。
ただ1度に乾燥できる衣類の量は1.5kgと、一人暮らしの方が1日分の下着とシャツそしてパンツやスカートを乾燥する程度であれば十分に使える容量になります。
衣類の乾燥原理を熟知
そしてこの「Morus Zero」の特徴は温風で乾かさないので、生地を傷める事がない点です。
では温風を出さなくて何故たった15分で衣類が乾くのでしょうか?
それは衣類の乾燥の仕組みに秘密があります。よく風さえあれば洗濯物は乾くと言いますが、まさに風が吹いていれば晴れていなくても洗濯物は乾きます。
その理由は蒸発です。
湿度と言う空気中に含まれる水分量を表す指標があり、これが100%になると水分を蒸発させる事はできませんが、100%以下であれば水を含んだ衣類に風を当てる繊維に染み込んだ水分・水分子は風によって飛ばされて空気に取り込まれて行きます。
そこでこの「Morus Zero」では高速でドラムを回す事で脱水機と同じ様に遠心力で衣類に含まれた水を吸い出して行きます。更に「Morus Zero」には風を送り込むのではなく空気を吸い出すバキュームポンプが内蔵されており、バキュームポンプで「Morus Zero」内の空気を外へ排出する事で、衣類に含まれた水分を吸い出すと言いますか蒸発し易くします(高い山に登り気圧が下がると沸点が下がり90℃程度で沸騰したりするのと同じで、気圧を下げてやればやるほど沸点が下がり水は蒸発し易くなります)。
つまりこの「Morus Zero」は衣類に含まれる水分を暖めて蒸発させるのではなく、気圧を下げた上に遠心力で衣類に含まれた水分を吸い出すと言う画期的な乾燥機なのです。
しかも「Morus Zero」内の湿度を監視していて湿度が下がれば自動的に乾燥は中止されるので、乾いた衣類を回し続けて繊維が解れてホコリが出る様な事もなく、出るのは脱水で生じた水だけで、それを捨てる事がマシンの手入れなので、非常にメンテナンスも楽です。
しかも温風を出す乾燥機の様に湿気を含んだ温風が出ないので、部屋の中が蒸し暑くなったりする事もなく部屋が湿気たりする事もないのもこの「Morus Zero」の利点ですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/morus/morus-zero-ultra-fast-countertop-tumble-dryer-for
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