様々な素材に気に入ったイラストやロゴと言ったものを描く事ができるレーザー彫刻機は、レーザーの持つエネルギーによって素材を加熱し溶かしたり燃やしたりする事で模様を作り茶色や黒と言った色をつけて行きます。
ですからレーザー出力の低いレーザー彫刻機は紙や木、コルク、フェルト等の素材そのものが柔らかいものしか加工する事ができませんが、レーザー出力の高いものは金属の様な硬いものにもレーザー彫刻する事ができます。
そこで今回は、用途に合わせて3種類のレーザー彫刻機からチョイスする事のできる「HiLaser」シリーズをご紹介致します。
HiLaser Z4-1
まず最初に紹介する”HiLaser Z4-1”はハンディータイプでもスタンド式でも使えるレーザー彫刻機で、このレーザー彫刻機の特徴として 455nmのブルーレーザーモジュールと1064nmのホワイトレーザーモジュールの2つのレーザーモジュールを搭載している事です。
そのため0.05mmの精度かつ最大600mm / sの速度で4.5W出力のブルーレーザーを使い他の2機種と同じ様に、木、竹、アクリル、革、紙、布、フェルト、ダンボール、食品、フルーツ、樹脂、骨、アルミ、ガラス、陶器、ステンレス、鉄、セラミック…etcと言う幅広い素材に対して最大60×60mmの大きさでレーザー彫刻を施す事が可能です。
そして1W出力の1064nmのホワイトレーザーを使う事で、従来のホビー向けレーザー彫刻機ではレーザー彫刻を施す事が難しかった、金、銀、プラチナと言ったジュエリーに使われている素材に対してもレーザー彫刻がこの”HiLaser Z4-1”では可能なのでジュエリー作家の方などにオススメですし、4.5Wのブルーレーザーで彫刻できていた様な素材でももっと深く彫刻を施す事ができます。
HiLaser Z4
次に紹介する”HiLaser Z4”は”HiLaser Z4-1”から1064nmのホワイトレーザーモジュールを抜いたバージョンで455nmのブルーレーザーモジュールは同じ4.5W出力のモジュールを使用していますので、レーザー彫刻できる素材は”HiLaser Z4-1”と同じで、レーザー彫刻可能な範囲は50×50mmと”HiLaser Z4-1”と比較すると縦横共に10mmほど少なくなっています。
ではこの”HiLaser Z4”の特徴は何かと言うと、ポータビリティ性です。
レーザー彫刻機本体はプロテクトシールドを除いた大きさが115×75×110mmととても小さく、電源となるモバイルバッテリーがオプションで用意されていますのでコンセントのない場所でもレーザー彫刻作業ができるのが特徴で、例えば何かのイベントで、デザインの加工もスマホで出来てしまうので”HiLaser Z4”を使いレーザー彫刻の実演の様なものも即興で可能にします。
またカットに関しては最大厚み5mmまでの木、竹、アクリル、革、紙、布、フェルト、ダンボールをカットする事ができます。
HiLaser Z3
そして最後に紹介する”HiLaser Z3”はレーザーモジュールは4.5W出力の455nmブルーレーザーモジュールなのですが、唯一オートフォーカス機能を持ったレーザー彫刻機でフレームが自動昇降する事でフォーカスを合わせるので、”HiLaser Z4”や”HiLaser Z4-1”が平らな面にしかレーザー彫刻できなかったのがこの”HiLaser Z3”では凹凸のある様なものへでもレーザー彫刻する事が可能となっている他、造形サイズも100×100mmと1番、彫刻可能サイズも大きくなっているのが特徴です。
またこれもオプションですが、円筒形のものを回転させ動かしながらレーザー彫刻が可能な電動ローラーがオプションで用意されていますので、電動ローラーと組み合わせる事でワインボトルだけでなくワイングラスの様なものにもレーザー彫刻する事が可能です。
更にこの”HiLaser Z3”だけは回転可能なベースを利用して角度をつけ、デスクの上に寝かすと斜めになって彫刻し辛い様なものを立てたままレーザー彫刻すると言った事も可能となっていますので、詳しいスペックをご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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