みなさんはグラフェンと言う素材はご存じでしょうか?
グラフェンと言うのはカーボンファイバーと同じ様に炭素から作られた素材で、その強度は鋼鉄よりも200倍強くダイヤモンドよりも硬いのです。
そんなグラフェンには炭素から作られている事で当然のことながら電気を通しやすいと言う性質を持つと共に、電気を通す事で発熱する事からシート状にしたグラフェンシートを衣類内に埋め込んで電気を流す事で自ら温まる上着の様なものが既に製品化されています。
更にそれとは別に電気を流す事でシート状のグラフェンは伸縮すると言う性質も合わせ持っていますので、スピーカーの振動紙(コーン)としても利用されたりもしています。
そんな様々な性質を持ったグラフェンシートを使いパーカーを作ってしまった「Graphene-X」をご紹介致します。
温度調整機能でオールシーズン使用可
ではこの「Graphene-X」の特徴1つである温度調整機能をご紹介します。
「Graphene-X」そのものは3層構造の生地を使用しており、1番外側にグラフェンシート、その下にウレタン樹脂(TPU)、更にその下にファブリック素材を配置しています。
そしてこの「Graphene-X」は冬でも夏でもオールシーズン使えるのですが、その秘密は湿度管理です。
例えば夏でも湿度が低いと同じ気温でも涼しく感じますが、湿度が上がると体感温度が上がります。そこでこの「Graphene-X」は皮膚から蒸発した汗を効率良く外へ放出する事で「Graphene-X」を着た状態で運動をしても「Graphene-X」内の湿度を下げる事で暑い、蒸し暑いと感じさせない様にしているのです。
これは冬でも同じで、汗をかいた状態でいつまでもいると汗の気化熱で体温が奪われて寒く感じますが、素早く汗を衣服の外へ放出する事で体温低下を防止します。
更にこの「Graphene-X」は湿気、つまり水分は外へと放出しますが熱はそのまま貯め込む構造になっていますので、冬は暖かく夏はジッパーを開けて風を入れる様にしておけば夏にこの「Graphene-X」を着ていても涼しく感じます。
しかもこれら機能はグラフェンと言う素材そのものが持っている性質なので洗濯しても機能が劣化する事がありませんし、防水性・耐UV性も合わせて兼ね備えた最強の素材です。
防臭・除虫効果
そしてこの「Graphene-X」には防臭・除虫効果も持っています。
と言われると何故?と思われるかもしれませんが、このグラフェンと同じ炭素からできたものって何か思いつくものはありませんか?
そう、炭素と言えば炭です。よく炭は消臭剤や脱臭剤としても使われてますが、竹炭などは雑菌の繁殖を抑える効果もあり、このグラフェンと言う素材も臭いの元となる雑菌の繁殖を抑えると言う効果を持っています。
また炭もそうなのですが、蚊をはじめとする私達が嫌いな虫を寄せ付けないと言う効果もありますので、蚊の多い季節に外でガーデニングをすると言った際にこの「Graphene-X」を着て作業すると蚊に刺されませんし、虫のよく出る初夏から秋にかけてもハイキングやトレッキングにも最適です。
収納力タップリなポケット
そしてまた、この「Graphene-X」は収納力にも優れています。両脇のポケットはNintendo Switchやタブレットが入るくらい大きくたくさんのものが収納でき、左肩や左腕、そして左の胸にもポケットが設けられて財布やパスケースなど小物類をたくさん収納できる様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/ikigaiventures/alpha-series-jacket-by-graphene-x
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